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【発表】社会福祉士のメリット&とって良かったこと7選|経験者解説

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社会福祉士のメリットって何?とって良かったことは?とる意味ない資格だと嫌だなぁ・・・

こういった思いのあなたへ。

社会福祉士メリット&とって良かったこと7選
  1. 平均年収110万円アップ(推計)
  2. 就職・転職の選択肢が増えた【5種以上】
  3. 社会的信用と支援力がアップした
  4. 専門性&支援力がアップした
  5. 自信になった
  6. 社会福祉士が『任用要件』の10職種以上につく資格を得られた
  7. 社会福祉士会に入会でき、『成年後見人』になる道が開かれた

わたしは社会福祉士・精神保健福祉士で、現場経験は10年以上です。

社会福祉士をとって良かったこと&メリット7つをまとめました。

この資格を取るかどうか、あなたの進路決定のお役にたちますように!

【経験者が解説!】社会福祉士のメリット7つ【とって良かったこと】

平均年収110万円以上アップ(推計)

無資格で福祉の仕事をするのと、社会福祉士資格を取って仕事をするのとでは、平均年収どれほどの違いがあるのか?

推計による結論ですが、社会福祉士があれば平均年収は110万円ほどアップします
≫参考:厚生労働省 令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果

平均給与額平均年収
資格なし271,2603,255,120
社会福祉士363,4804,361,760

例えば30年働くと、両者には3,300万円の差ができます。

社会福祉士をとっていたら3,300万円。家1軒を買えそうですね。

この違いは『社会福祉士をとったら職場で昇給される』というより、社会福祉士資格があれば、待遇の良い仕事や職につきやすいということでしょう。

  社会福祉士の『資格手当』をもらえることがある

社会福祉士資格があれば、職場から『資格手当』をもらえることがあります。

月1万円くらいなので、けっこうメリットです。

社会福祉士の資格手当事情

  1. 資格手当の平均月額:10,827円
  2. 資格手当のある職場割合:約4割

くわしくは、こちらの記事でわかります。
≫【発表】社会福祉士の資格手当の月平均【手当の無い職場もある?】

就職&転職の選択肢が増えた【5種以上】

社会福祉士資格があることで、就職や転職の選択肢が増えました

実際の求人では、『応募要件:社会福祉士』と書かれていることが多いです。

逆にいうと、社会福祉士資格がなければ応募すらできません。

職場ごとの傾向としてまとめると、次のとおりです。

職場社会福祉士資格なし
病院・クリニック(MSW)×
福祉職公務員×
地域包括支援センター×
学校(スクールソーシャルワーカー)
社会福祉協議会

社会福祉士資格があれば、こういった好待遇の職場に応募できます。でも無資格だと門前払いになりがち。チャンスを失うことになります。

社会福祉士は「取っても意味ない」って言う人いるけど、そんなことないんだ・・・。

わたし自身も2回転職していて、転職する時には社会福祉士資格があってほんとうに良かったです。実体験はこちらに書いてあります。
≫『転職=人生戦略』私が2回転職した理由|仕事しながら転職活動すべし

  病院・クリニック(MSW)

MSW(メディカルソーシャルワーカー)になるには、社会福祉士がほぼ必須です。くわしい事情は、次の記事でわかります
≫MSWとPSWの違いとは?簡単に社会福祉士・精神保健福祉士が解説

  福祉職公務員

社会福祉士資格がほぼ必須です。『社会福祉主事任用資格』だと応募できないこともありますね。

福祉職公務員の平均年収は、社会福祉士のTOP10に君臨します。ランキングでわかりますので、知りたい方はこちらでわかります。
≫社会福祉士の給料・年収高い職場ランキングTOP42|最新公式調査

  学校(スクールソーシャルワーカー)

スクールソーシャルワーカーになるには、社会福祉士などが応募要件です。詳しくはこちらの記事でわかります。
≫スクールソーシャルワーカーとは?給料&年収|学校で働く社会福祉士

社会福祉士資格があれば『年齢制限無し』『未経験可』となりやすい

社会福祉士資格があれば、年齢制限無し&未経験可となる求人が多いです。くわしい実態は次の記事でわかります。
≫【実証】社会福祉士は仕事ない?【結論:引く手あまたの安定職です】

こんな感じで就職&転職の選択肢が増えたのは「社会福祉士をとって良かったなぁ」と思うことだし、強力なメリットですね。

社会的信用を得られた

社会福祉士を取ったことで、社会的信用を得られました

  プライベートでの社会的信用アップ

例えばAさんとBさんがいて、「お仕事は何ですか?」という質問に答えました。

どちらのほうが信用できそうですか?

Aさん

福祉の仕事をしています

Bさん

社会福祉士として福祉の仕事をしています

Bの方が信用できそうじゃないですか?社会福祉士には国家資格という権威性があります。

他にも、あなたが恋人をほしいとき、相手の親に会うときなども、『手に職をつけている人』と安心してもらいやすい。

社会福祉士は食いっぱぐれない専門職なので、将来をイメージしやすいし『仕事がなくて路頭に迷う』とは縁がないのです。

わたし自身もさまざまな機会で、自分の立場を説明しやすかったので助かりました。結婚の話もスムーズに進みました。

  仕事での社会的信用アップ

仕事においても、関係機関・利用者・患者さんからの信用を得やすくなっていると思います。

例えば名刺に『社会福祉士』と書けるし、「社会福祉士の〇〇です」とあいさつできます。

職場内でも、「〇〇さんは社会福祉士の人」というポジションができます。

そもそも『信用=お金』といわれますし、社会福祉士への社会的な信用があるからこそ、はじめにお伝えしたような収入や職にありつけるわけです。

社会福祉士をとって社会的信用を高めることは、実利にもつながるんですね。これって、社会福祉士をとって良かったことだし、メリットです。

専門性&支援力がアップした

社会福祉士になるプロセスで専門性を高められたし、支援力がアップしました

  社会福祉士になるプロセスで専門性が磨かれる

社会福祉士受験資格を得るには、『辛い』ことで有名な社会福祉士実習をクリアしないといけない。計240時間におよぶ専門訓練です。
≫社会福祉士実習がつらい!【あるある事例TOP3と対策】現役が解説

この実習によって、専門的な経験値を積める。

しかしこれでゴールではなくて、社会福祉士国家試験をクリアしないといけませんね。合格率3割の難関です。

試験対策の勉強によって、専門知識が増えていきます。

わたし自身も、学生のときは国家試験の勉強をコツコツやっていました。

試験対策をしているうちは気づきませんでしたが、社会福祉士になってみると「勉強しているうちに知識が増えていたんだなぁ」と気づきました。

国家試験に合格するには、勉強をたくさんしないといけません。このプロセスで専門知識が増えるし、あなたの専門性が高まっていくのです。

  『社会福祉士』があると支援力がアップする

社会福祉士資格を得るだけで、あなたの支援力がUPします。

理由は、社会福祉士の武器である『相談支援関係』を維持・形成しやすくなるから

さきほど、社会福祉士は社会的信用につながるという話をしました。これは患者・利用者さんに対しても同じです。

あなたが社会福祉士であるほうが、「この人は専門的な人のようだから、話してみよう」と思ってもらいやすいんですね。

特に、たくさん苦労してきた人やプライドのある人にとっては、「あんたに何がわかるんだ?」という感情があったりします。

「なんで相談なんてしなきゃいけないの?」という反発だってある。

そうしたときは、専門性をもっている証明のある方がプラスに働きます。

世の中では、肩書きで人を見定める人もいます。社会福祉士ならそうした人の信頼をすぐにゲットできるのです。

社会福祉士って国家資格だもんね。

このようなわけで、社会福祉士資格を取ることで専門性&支援力がアップするメリットがあります。わたしは取って良かったと思いますね。

自信になった

社会福祉士資格をとったことで、自信になりました

  1. 国家試験受験資格をとるハードルが高い(講義・実習など)
  2. 国家試験合格率は3割だけ

この2つをクリアできたからです。落ちる人のほうが多い試験なのに自分は合格できた。

登録証を入れるファイルには厚みがある

資格登録証がこのように届き、実感がわきますし、自信もわいてくるんでしょうね。

人それぞれじゃない?自信にならない人もいそう。

確かに、社会福祉士を取ったことが自信になるかどうかは、人それぞれでしょう。主観なので仕方ないです。

例え内閣総理大臣になったとしても、自信につながらない人だっているでしょう。

しかし少なくとも私は自信になったし、周りの社会福祉士をみていてもその様子です。

自信につながったことは、社会福祉士をとって良かったと思うポイントですね。

社会福祉士が『任用要件』の10職種以上につく資格を得られた

社会福祉士をとると、10種以上の職種につく資格を得られます

具体的には次のとおり。

社会福祉士が任用資格となっている職

  1. 社会復帰調整官(公務員)
  2. 身体障害者福祉司(公務員)
  3. 知的障害者福祉司(公務員)
  4. 老人福祉指導主事(公務員)
  5. 児童福祉司(公務員)
  6. 児童相談所 所長(公務員)
  7. 査察指導員(公務員)
  8. 現業員(公務員)
  9. 地域包括支援センター 社会福祉士
  10. 退院後生活環境相談員 など

福祉系公務員は社会福祉士が必須傾向です。社会福祉士がないと、これらになることはできません。

こういうのを『任用資格』と言うのですが、ひらたくいうと「〇〇という職位を任せても良い資格」が社会福祉士ということです。

他にも、社会福祉士が任用資格となっている職種があります。

  児童福祉司になれる

社会福祉士は児童相談所の『児童福祉司』の任用資格です。ケースワーカーとも呼ばれますね。

大変ですが、まさに社会福祉の第一線。わたしにも現場経験があります。こちらの記事から現場のリアルを知ってもらえるでしょう。

児童指導員になれる

社会福祉士は『児童指導員』の任用資格でもあります。仕事のイメージはこちらの動画でつかめるでしょう。

わたしは児童指導員の経験もありますので、こちらの記事からリアルを知ってもらえます。

社会福祉士会に入会でき、『成年後見人』になる道が開かれた

社会福祉士になったことで、社会福祉士会に入会できました。

日本社会福祉士会に入会できるのは、社会福祉士だけです。

入会したことで、計11のメリットを得られました。

  • 会員証、会員バッジがもらえる
  • ニュース(会員情報紙)が年4回とどく
  • 研究誌『社会福祉士』への論文投稿の機会をもらえる
  • 研究誌『社会福祉士』が年1回とどく
  • 研修会・大会等、自己研鑽の機会がある
  • 社会福祉士学会に研究成果を発表する機会が得られる
  • 厚生労働省や各自治体の最新福祉情報が手に入る
  • IFSW(国際ソーシャルワーカー連盟)の会員になれる
  • 会員専用のホームページへアクセスできる
  • 全国の会員間でネットワークが作れる
  • 出版物が割引購入できる
  • 『成年後見人になる道』が開かれた

あなたが日本社会福祉士会への入会をご検討なら、こちらの記事が役立つはずです。
≫日本社会福祉士会&都道府県社会福祉士会のメリット・入会率・年会費

 成年後見人になれる

社会福祉士は、成年後見人になることができます。

成年後見人はなくてはならない役割ですし、うけとる平均報酬額は年26万円ほどです。
≫参考:厚生労働省HP:最高裁判所資料「報酬実情調査の集計結果資料」(PDF)

社会福祉士が成年後見人になるプロセスは次のとおり。

社会福祉士から成年後見人になるには?

  1. 日本社会福祉士会に正会員登録
  2. 日本社会福祉士会主催の基礎研修をⅠ~Ⅲまで受ける(最低3年かかる
  3. 「成年後見人養成研修」と「名簿登録研修」を受ける
  4. 権利擁護センター「ぱあとなあ」で候補者名簿に登録する
  5. 家庭裁判所からの指名を待つ

詳しくはこちらの記事でわかります。
≫成年後見人は社会福祉士・精神保健福祉士の副業になるか?【検証】

わたしはまだ成年後見人になる予定はありませんが、副業解禁の社会情勢で注目している社会福祉士さんは多いですね。

今後、社会福祉士のメリットとしてますます認知されていくのではないでしょうか。

最後に

わたしは社会福祉士を取って良かったと思っていますし、メリットを実感しています。

理由を再掲します。

社会福祉士メリット&とって良かったこと7選
  1. 平均年収110万円アップ(推計)
  2. 就職・転職の選択肢が増えた【5種以上】
  3. 社会的信用と支援力がアップした
  4. 専門性&支援力がアップした
  5. 自信になった
  6. 社会福祉士が『任用要件』の10職種以上になる資格を得られた
  7. 社会福祉士会に入会でき、『成年後見人』になる道が開かれた

社会福祉士はメリットも取って良かったこともあるんだね!

社会福祉士のデメリット・後悔とは?

社会福祉士をとって、全てが良かったと言えば嘘になります。社会福祉士にはデメリットもあります。それがこちらの4つ。

  1. 資格がなくても働ける職場はある
  2. 取っても即戦力にはなれない
  3. 平均年収は少なめ
  4. 資格手当はもらえないことが多い

詳しくはこちらの記事でわかります。

こうしたデメリットはあるけれど、わたしは社会福祉士を取って良かったと思いますね。

社会福祉士になるには?

社会福祉士になるには、計12のルートがあります。あなたの学歴や条件に合ったコースは、こちらの記事でわかります。

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