PR
児童福祉

児童福祉司とは?仕事内容・役割・やりがいを現場経験から解説【児童相談所ケースワーカー】

zidouhukusisi-matome
スポンサーリンク

児童福祉司とは、児童相談所で働くケースワーカーです。

児童相談所の仕事はニュースなどで見聞きすることがあっても、実際にどんな役割を担い、どんな流れで支援をしているのかは、意外と知られていません。

児童福祉司は、虐待対応や一時保護、施設入所の判断、家庭復帰支援、関係機関との連携など、非常に幅広い役割を担います。

しかもその仕事は、単に相談に乗るだけではありません。

子どもの安全を守るために、調査し、見立て、判断し、決断する仕事でもあります。

この記事では、児童相談所で働くケースワーカーである児童福祉司について、仕事内容、役割、一時保護や施設入所との関わり、やりがいや大変さ、向いている人まで、現場感のある形でまとめます。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
スポンサーリンク
この記事を書いた人

児童福祉司とは

児童福祉司とは、児童相談所で働くケースワーカーのことです。
児童相談所で働く自治体職員として配置される必要があるため、基本的には公務員です。

まず自治体の公務員試験を受けて採用され、そのうえで児童相談所に配属され、児童福祉司として任用されることで、はじめて児童福祉司として働くことになります。

ここで大事なのは、「児童福祉司」という独立した資格があるわけではないということです。

そのため、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持っている人は、児童福祉司になるための土台がすでにあるとも言えます。
あとは公務員として採用され、児童相談所に配置されるかどうかです。

私自身、大学時代は「児童福祉」がいちばん苦手な分野でした。
それでも結果として、児童相談所で働くことになりました。

その経緯については
▶ 大学時代、いちばん苦手だった「児童福祉」で働くことになった記録【児相の児童福祉司】
で書いています。

児童福祉司の仕事内容(何をする仕事なのか)

児童福祉司の仕事は非常に幅広いですが、主に次のような役割があります。

  • 虐待通告の対応
  • 子どもや保護者への面接
  • 家庭訪問
  • 学校や保育園・幼稚園との連携
  • 一時保護・解除の判断
  • 施設入所や家庭復帰の調整
  • ケース会議
  • 記録作成 等

児童福祉司は「相談を受ける仕事」であると同時に、
調査・介入し、見立て、判断する仕事でもあります。

もちろん、自治体や児童相談所ごとに多少の違いはありますし、職務が細分化されている場合もあります。とはいえ、根本にあるのは一つです。

子どもの安心安全を守ること。

そのために、児童福祉司は虐待対応を行います。

虐待通告を受けて調査をしたり、介入したり、家庭訪問をしたり、学校や保育園、幼稚園へ行って現場の話を聞いたりします。

虐待通告で最も多いのは、子どもの前での夫婦喧嘩。
「面前DV」と呼ばれる心理的虐待です。

詳しくは、
▶ 子どもの前で夫婦喧嘩=虐待|警察は児相に通告|児童福祉司経験者の解説
で解説しています。

児童福祉司は、子どもの話を聞き、親の話を聞き、関係機関の話も聞きながら、
今後どうしていくかを考えていきます。

実際の仕事は、外で動き回るだけではありません。
関係機関への連絡や調整の電話も非常に多いですし、記録をパソコンで打つ時間もかなりあります。場所によっては訪問が多く、車を運転している時間も長くなります。

つまり児童福祉司の仕事は、
「話を聞く仕事」でもあり、「動く仕事」でもあり、「記録する仕事」でもあり、「判断する仕事」でもあるのです。

児童福祉司の1日の流れを知りたい方は、
▶ 児童福祉司(虐待対応)の一日の流れ=予定は未定のリアル【経験者解説】
で忖度なしのリアル事情を知れます。

また、児童福祉司は何に時間をかけているのかは、
▶ 児童福祉司は何の時間が一番長い?児相経験者がリアルな時間配分を語る
で詳しく解説しています。

児童福祉司と一時保護

インターネットなどで児童相談所の仕事としてよく知られているのが、一時保護です。

ただし、一時保護は児童福祉司一人で決めるものではありません。
児童相談所という組織として判断し、決定するものです。

とはいえ、実務の中でその過程を大きく担うのは、やはり担当の児童福祉司です。
調査を行い、関係機関から情報を集め、子どもや保護者の状況を把握し、そのうえで組織として一時保護の必要性を判断していきます。

一時保護をどこで行うかも、自治体や児童相談所によって違いがあります。

児童相談所に併設された一時保護所で行う場合もあれば、一時保護所が別の場所にある場合もあります。
さらに、一時保護委託といって、児童養護施設、障害児入所施設、里親、医療機関、乳児院などに委託する場合もあります。

つまり一時保護といっても、実際の運用はかなり幅があります。
そして一時保護をしたあとも、そこで話が終わるわけではありません。

一時保護とは何か、解除までの流れについては、
▶ 児童相談所の一時保護とは?解除の流れ・期間・条件を経験者が徹底解説
で、詳しくまとめてあります。

また、一時保護”委託”の実態については、
▶ 児童福祉司の現場から|一時保護委託とは?期間・場所・違いを解説【保護者への影響も】
で詳しく書いています。

一時保護のあとに続く流れ

一時保護のあとには、その後の支援の方向を考えていく必要があります。
今後、家庭復帰を目指すのか、それとも施設入所が必要なのか。
あるいは別の支援が必要なのか。

ここから先が、むしろ本番です。

最近では一時保護の司法審査制度も始まっており、制度面での動きも出てきています。
また、親権者の確認や外国籍家庭への対応など、制度の運用上の課題が生じる場面もあります。

さらに、一時保護に関しては不服審査請求も可能になっていますが、現場感覚としては、まだ十分に実効性がある制度運用とは言いにくい面もあります。

一時保護をしたあと、子どもがどのような流れをたどるのか。
そこにはかなりリアルで、簡単には割り切れない判断が積み重なっています。

特に性的虐待があった場合には、原則として加害者との分離が必要になります。
ではその後、子どもはどう支援されていくのか。
どんな形で生活を再建していくのか。
そうした判断と調整も、児童福祉司の重要な役割です。

一時保護の司法審査制度、親権者確認の課題については、
▶ 一時保護の司法審査と外国籍の親権者対応|現場の課題を児童福祉司が解説
で詳しく整理しています。

一時保護と審査請求・不服申し立てについては、
▶ 一時保護の不服申立て・審査請求の方法と注意点【児相経験者が解説】
にまとめています。

性的虐待ケースの対応や分離の考え方については、
▶ 性的虐待への対応はどうするのか?【児童福祉司経験者が解説します】
で解説しています。

児童福祉司は「決断する仕事」だ

家庭復帰するかどうか。
施設入所にするかどうか。
親子交流をどうするか。
どのタイミングで支援の方向を変えるか。

こうした判断を積み重ねていくところに、児童福祉司という仕事の特殊性が最も表れます。

私は、児童福祉司は決断する仕事だと思っています。

もちろん、児童福祉司が一人で勝手に決めているわけではありません。
児童相談所には援助方針会議があり、組織として方針を決めていきます。
児童福祉司は社会診断を担い、心理職は心理診断を行い、一時保護所職員が行動診断を担うこともあります。

それでもなお、現場の葛藤を特に抱えるのは、担当の児童福祉司であることが多いです。

そのため、組織で決めているはずなのに、感覚としては「自分が背負っている」と感じやすい。
重大な事態が起きたとき、責任の重さを最も強く感じるのも、児童福祉司かもしれません。

この点については、
▶ 児童福祉司は決断する仕事だ|児童相談所の現場で問われる覚悟と責任
で詳しく書いています。

施設入所しても支援は終わらない

一時保護の後、施設入所に至る子どももいます。
しかし、施設入所はゴールではありません。

入所後も児童福祉司は定期的に子どもに会い、必要があればさらに面接を重ね、子どもの育ちを支えていきます。

なぜ自分が一時保護され、施設入所に至ったのか。
納得できないまま過ごしている子どもは少なくありません。

施設に入所してからも、家に帰りたいと強く願う子どももいれば、
もう親とは会いたくないと思う子どももいます。

親と定期的に会う子どももいますが、その面会が何のためなのか、どんな目的なのかを整理しないまま進めると、保護者が「もうすぐ家庭で見られる」と誤解したり、子どもに過度な期待を抱かせたりしてしまうことがあります。

結果として、子どもをさらに傷つける場合もあります。

こうした中で、児童福祉司はケース対応を続けていきます。
入所して終わり、では全くありません。

ただ残念ながら、地域で関わっていた学校の先生や関係機関からすると、目の前から子どもがいなくなることで、「あとは児童相談所が何とかしてくれるだろう」という期待が生まれやすい面もあります。

ここで、児童相談所と関係機関の役割のずれや葛藤が起きることも少なくありません。

子どもの意思をどのように確認していくか。
▶ 児童相談所の児童福祉司が考える、子どもの意思決定支援のポイントと聞き方の注意点
でお話しています。

警察・学校・病院との連携もある

児童相談所が一時保護をするに至る流れの中では、警察と連携することもあります。

児童相談所が単独で保護に動く場合もありますが、110番通報などを受けて警察が家庭に臨場し、そこで虐待が発覚したり、親が「もう面倒を見切れない」と話したりした結果、警察の判断で児童相談所につなぐこともあります。

逆に、警察が保護した子どもを児童相談所が迎えに行く場合もあります。
いわゆる身柄付き通告と呼ばれるような形です。

こうした場面でも、児童福祉司は調整役として動きます。
児童相談所の仕事は、児童相談所の中だけで完結しているわけではありません。

警察との連携やその難しさについては、
▶ 児童相談所と警察の連携はなぜ難しいのか|現場の児童福祉司が語る摩擦の正体
にまとめています。

また、児童福祉司は学校の先生とも連携しますが、それも難しい。詳しくは
▶ 学校と児童相談所の見えない壁をこえて―連携の難しさと子どもの可能性―
で解説しています。

そして、病院・MSWとも連携します。しかし、やはりこれも難しい。そのリアルは
▶ 児童福祉司と医療ソーシャルワーカー(MSW)の連携と立場の違い|現場から見えたリアル
こちらで書いています。

地域で暮らす子どもたちの相談も多い

児童相談所の仕事は、一時保護や施設入所に関わるケースだけではありません。
地域で暮らしている多くの子どもたちに関する相談も受けています。

保護者からの相談もありますし、非行や反抗、学校不適応などの相談もあります。
最近、特に多いと感じるのは、知的障害のグレーゾーンにある子どもたちの非行や不適応、SNS・スマホのトラブルです。

学校では十分な特別支援につながらず、実際には軽度の知的障害や境界知能のような課題を抱えながらも、そのまま見過ごされてきた子どもたちがいます。

学習がうまくいかず、学校適応もうまくいかない。
それでも障害として十分に認知されないまま育ってきた結果、SNSのトラブルや性的被害、金銭トラブルに巻き込まれていくことがあります。

しかも、そうした被害を受けながらも、スマホを手放すことができない。
気づかないうちにさらに深く入り込み、被害を広げてしまう。
なのに、本人の自覚は育たない。

そうした悲惨な現実を、私はたびたび見てきました。

児童福祉司は、そうした子どもたちの背景や被害体験も含めて見立て、支援を考えていく必要があります。

子どもたちとスマホ・SNSの問題については、
▶ 「スマホ!スマホ!スマホ!」児童相談所で見た中高生女子の非行・虞犯と依存の現実
で詳しく書いています。

知的障害グレーゾーンの子どもたちの非行や虞犯の課題については、
▶ 知的障害グレーゾーンと非行・触法行為――児童相談所ケースワーカーとして思うこと
でも書いています。

児童福祉司の1日は予定通りに進まない

児童福祉司の1日の流れは、あってないようなものです。
もちろん予定は立てますが、予定は未定です。

  • 電話が入る。
  • 通告が入る。
  • 学校から連絡が来る。
  • 警察対応が必要になる。
  • 保護者対応が入る。
  • 急に訪問しなければならなくなる。

そうしたことが日常的に起こります。
計画通りに仕事が終わった日があると、むしろほっとするくらいです。

その意味で、児童福祉司の仕事はかなりの激務です。
そして、その激務の中で精神的に追い詰められ、精神疾患になってしまう児童福祉司もいます。

これは大げさではありません。
児童福祉司は超激務です。

児童福祉司の激務の実態については、
▶ 【体験談】児童相談所の児童福祉司は超激務!5つの理由【本音爆発!】
で詳しく書いています。

また、児童福祉司の1日の流れについては、
▶ 児童福祉司(虐待対応)の一日の流れ=予定は未定のリアル【経験者解説】
で詳しく紹介しています。

家庭復帰支援の難しさ

一時保護や施設入所をした子どもの家庭復帰を支援することも、児童福祉司の大事な仕事です。
ただし、家庭復帰の判断は非常に難しいです。

  • 子どもが安心安全に暮らせる場所なのか。
  • その環境が整っているのか。
  • 復帰してよい状態にあるのか。

それを調べ、見立て、調整していく必要があります。
しかし、それは病院の検査のように明確に見えるものではありません。
家庭の内部の動きは見えにくく、100%把握することはできません。

外出や面会、定期的な交流、家庭訪問、言葉を通じたやり取りなど、さまざまな方法で実態を把握しようとします。
それでも、人は嘘をつくことがあるし、正しく説明できないこともある。
言語を通したやり取りには限界がある
という現実もあります。

それでもなお、児童福祉司は家庭復帰支援をしていくのです。

児童相談所は批判されやすい仕事

児童相談所は、社会から批判されやすい立場にあります。
何か重大な事案が起きたとき、社会からは「なぜ児童相談所は子どもを守れなかったのか」と問われます。

しかし、児童相談所の仕事は見えにくい。
公務員であるがゆえに、また個人情報の制約があるがゆえに、実態を十分に語ることもできません。
反論しにくい立場です。

そのため、誤解を含んだまま痛烈な批判を受けることもあります。
重大事例が起きたあと、その重圧に耐えきれず仕事を辞めてしまう児童福祉司もいます。

児童福祉司は、人の命や人生に関わる重さと、社会からの批判にさらされる怖さの両方を抱えて働いている仕事です。

救えなかったと感じたケースについては、
▶ 誰かの命を背負うということ──児童相談所で働く現実と、決断を続ける代償
に私の経験を書いています。

それでも児童福祉司にはやりがいがある

ここまで書くと、しんどい話ばかりに見えるかもしれません。
実際、苦しい仕事です。やりがいばかりでは全くありません。

私自身、児童福祉司のやりがいとは何なのか、悩んできた時期があります。
今も「やりがいだけでやれる仕事か」と言われれば、そんなことはないと思っています。

それでも、児童福祉司にはやりがいがあります。

子どもの生活が少しずつ落ち着いていくこと。
安全な場所で安心して過ごせるようになること。
支援の積み重ねの中で、子どもや家族が少し前に進むこと。

そうした場面に立ち会えることは、この仕事の確かな意味だと思います。

児童福祉司のやりがいについては、
▶ 【体験談】児童相談所の児童福祉司のやりがい5つ【虐待対応の現場】
で詳しく書いています。

児童福祉司になるには

児童福祉司になるには、まず自治体の公務員として採用される必要があります。
そして児童相談所に配属され、児童福祉司として任用されることが必要です。

児童福祉司になるには

  1. 児童福祉司の”任用資格”をもっている
  2. 自治体の公務員として採用される
  3. 児童福祉司として任用される

すでに社会福祉士や精神保健福祉士を持っている人は、任用資格をもっていることになります。

繰り返しますが、児童福祉司という独立資格があるわけではありません。
だからこそ、児童福祉司になれる可能性を持っている人は意外と多いとも言えます。

児童福祉司になる方法を詳しく知りたい方は、
▶ 児童福祉司になるには?【計9ルートを経験者が簡単に解説します!】
をご覧ください。

また、30代~50代から児童福祉司になる方法を知りたい方は、
▶ 児童福祉司になるには?【未経験や30代~50代から転職できる?】
を参考にしてください。

児童福祉司に向いている人

児童福祉司に向いている人には、いろいろな要素があると思います。

ただ、私がこれだけはないときついと思うのは、
嫌われることに耐えられる力です。

児童福祉司は、どうしても誰かに嫌われやすい仕事です。
あちらを立てればこちらが立たず、という状況が本当に多い。
さまざまな価値基準の間に挟まれます。

絶対的な正解がない中で、いろいろな人の利益や事情を考えながら判断していく。
それでも最後に優先しなければならないのは、子どもの利益です。

しかし現実には、組織防衛の論理も出てきます。
メディアからの批判やバッシングが強まれば、防御的にもなります。
その中でも子どもの利益を優先しようとする。

そこには大きな葛藤があります。

だからこそ、整理し、判断し、決断する力が求められます。
責任を引き受ける力も必要です。

やはり児童福祉司は、決断する仕事なのだと思います。

児童福祉司に向いている人は、”嫌われても大丈夫な力のある人”と言う理由は、
▶ 児童福祉司に向いている人=嫌われても大丈夫な力のある人|経験者解説
で詳しく書いています。

決断する仕事としての重さは、
▶ 児童福祉司は決断する仕事だ|児童相談所の現場で問われる覚悟と責任
で書いています。

児童福祉司の年収は高い

児童福祉司は公務員です。
そのため、福祉職の中では年収は比較的高く、社会福祉士や精神保健福祉士の仕事の中でもトップレベルの年収帯に入ることが多いです。

福祉の仕事をしたい。
でも、給料もある程度はほしい。

そう考える人にとっては、児童福祉司は検討する価値のある仕事だと思います。

もちろん、その分だけ仕事の重さも大きいですが、給与面は現実的な魅力の一つです。

児童福祉司の年収や給料事情については、
▶ 児童福祉司の平均年収・給料・手取りは?【高収入な福祉職公務員!】
で詳しくまとめています。

”児童福祉司を辞めたい”と思ったときに考えてほしいこと

児童福祉司をやっていると、「もう辞めたい」と思うこともあります。
それだけ重く、しんどい仕事だからです。

ただ、私は児童福祉司に向いていないと感じたからといって、福祉の仕事自体まで辞める必要はないと思っています。
なぜなら、児童福祉司という仕事はかなり特殊だからです。

社会福祉士や精神保健福祉士の仕事全体が、児童福祉司と同じではありません。
もっと同意に基づき、自己決定を尊重しながら関わる仕事も多くあります。

一方で児童福祉司の仕事は、自己決定を尊重しつつも、それだけでは進められない場面が多い。
こちらが答えを持たなければならない場面もある。
しかも、歓迎されない役割を担うことも多く、感謝されにくい仕事でもあります。

だからこそ、児童福祉司がしんどかったからといって、福祉全体が向いていないとは限りません。
辞めたいと思ったときは、まず自分が「児童福祉司を辞めたい」のか、「福祉職全体を辞めたい」のかを整理してください。

そして、転職を考えるのであれば、自分に合う転職先や転職サイト、エージェントを使って情報を集めていくのが現実的です。

なぜ児童福祉司を辞めたくなるのか、どう対策すればいいかは
▶ 【児童相談所の児童福祉司の真実】つらい&辞めたくなる理由と対処法
で解説しています。

児童福祉司を辞めたいと感じたときの考え方は、
▶ 児童福祉司を辞めたい方へ|辞めても福祉の仕事まで辞めなくて良い!
で詳しく書いています。

転職を決意した方へのおすすめの転職サイト・エージェントは、
社会福祉士向け、精神保健福祉士向けに分けて書いています。

まとめ|児童福祉司は、子どもの利益のために決断する仕事

児童福祉司は、児童相談所で働くケースワーカーです。

虐待対応、一時保護、施設入所、家庭復帰支援、関係機関連携、地域相談など、役割は非常に広いです。

そしてこの仕事の核心は、ただ相談を受けることではありません。
子どもの利益のために調査し、見立て、判断し、決断することです。

そのぶん重く、苦しく、批判されやすい仕事でもあります。
それでも、子どもの安心安全を守るために必要な仕事であり、やりがいもある仕事です。

児童福祉司の仕事内容に関心がある人、児童相談所で働くケースワーカーの現実を知りたい人にとって、この記事が少しでも参考になればうれしいです。

関連記事

児童福祉司になるには
児童福祉司になるには、9通りのルートがあります。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。

児童福祉司の1日の流れ
児童福祉司の仕事は、予定通りに進むことがほとんどありません。
通告対応や緊急訪問など、現場では「予定は未定」の一日になることも多いです。
実際の仕事の流れについては、こちらの記事で紹介しています。

「児童福祉司に向いていないのではないか」と悩んだとき
こちらは、児童福祉司1年目の読者さんからいただいた質問に答えた記事です。
「念願の児童福祉司になったが、向いていないのではないか」「続けられるか不安」というご相談にお答えしています。

児童福祉司を続けられた理由 ― 同僚の存在
私が児童福祉司を続けてこられたのには、たくさんの理由があります。
その一つが、同僚の存在です。

この記事では、同僚の存在がいかに私を助けてくれたのか、そしてどのようにしてそうした同僚と出会うことができたのかについて書いています。

この記事を書いた人
ぱーぱす

自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士|現場経験15年、地域・医療・行政の3つの立場を経験。ブログ歴6年、記事約400本。福祉職のキャリアや生活に役立つ実践的な情報を発信しています。

詳細プロフィールはこちら

フォローしていただけると、ブログ更新がわかります!
スポンサーリンク

コメント