こんにちは。
ブログ『しゃふくさん』を運営しているぱーぱすです。
社会福祉士・精神保健福祉士として、およそ15年。
現在は自治体の児童相談所で児童福祉司として働いています。
虐待介入、非行・ぐ犯、家庭支援、一時保護、法的対応。
子どもや家庭の「誰もが納得できる答え」がない現場で、悩み、迷い、考えながら働いてきました。
私は、「正解を教える人」ではありません。
現場で何度も立ち止まり、自分の考えを疑い、それでも目の前の子どもや家族・クライエントと向き合おうと努めてきた、一人のソーシャルワーカーです。
このブログでは、そんな現場で積み重ねてきた経験から、
学校では教えてくれない、明日から使える視点や技術、そして福祉のリアルを、できるだけ正直に発信しています。
『しゃふくさん』について
このブログでは、福祉を学ぶ人、働く人が、明日から一歩前へ進めるような情報を発信しています。
資格の取り方だけではありません。
- 現場でぶつかる悩み
- 人間関係
- ケースワーク
- メンタルヘルス
- お金やキャリア・転職
そして、私自身が失敗し、悩み、考えてきたことも、そのまま書いています。
扱うテーマは幅広いですが、根底にあるのは一つです。
ソーシャルワーカーの人生を、まるごと支える情報を届けたい。
それが、『しゃふくさん』というブログです。
仕事を続けてこられた理由
正直に言えば、「仕事が好き」では続けてきていません。
逃げたくなった日も、向いていないと思った時期もあります。
▶ 社会福祉士・精神保健福祉士の仕事は「楽しい」のか?──15年働いて見えてきた本音
それでも今もこの仕事に立っているのは、
「どう仕事に取り組むかで、やりがいは変わる」と気づけたことが大きい。
きっかけの1つは、鈴木祐さんの著書『科学的な適職』でした。
仕事内容そのものよりも、裁量・自由・人間関係の質が幸福度を左右するという内容に出会い、まずは「頭ではそうかもしれない」と理解しました。
けれど、すぐに腑に落ちたわけではありません。
日々の仕事の中で意識して取り入れ、少しずつ実践するうちに、
「なるほど、こういうことか」と自分の満足感と照らし合わせながら納得できるようになっていきました。
それ以来、「向いていない」と思う波に飲まれにくくなり、
“この仕事をやっていく”という覚悟を少しずつ高めていったように思います。
折れずに働き続けるために私が実際にやってきたことは、
別の記事でまとめています。
14年間の現場で、本当に効いた習慣だけをまとめました。
支えになった人たち
私が続けてこられた理由は、目標となる人たちとの出会いも大いに影響しています。
学生時代に出会ったゼミの先生。
社会人になって出会えた上司。
「この人のように働きたい」と思える人がいたことが、
いまの私の支えであり、仕事を続ける理由のひとつです。
誰もがずっと理想の人に出会えるわけではありません。
それでも、「この人だ」と思ったときに、近づく勇気を持つこと。
私の職業人生において、何より大きな選択は、そこにありました。
これまでに、主になった6人の上司がいます。
彼らから、私が何を学び、今どう考えているのかを書いたのが、こちらの記事です。
私が大切にしていること
私が大事にしている価値観は、
「自分が苦しくても、嫌でも、辛くても、やるべき事はやる」こと。
きれいごとのように聞こえるかもしれません。
でも、現場ではこの姿勢が私の行動指針です。
そして私は、特に次の5つを意識しています。
私が大切にしている5つのこと
- 悩んだら「クライエントの最善の利益」に立ち返る
- クライエントへ誠実であること
- 事実と感情を分けること
- 自分の加害性を自覚すること
- 見立てを更新し続ける
そして何より、
「誰のためにそれをするのか?」を見失わないこと。
ここがズレると支援は歪みます。
私にとって誠実であることは、ただ優しくすることではありません。
服従し、御用聞きになることでもありません。
相手と現実を見つめ、逃げずに向き合い続ける。
「自己保身 vs クライエント利益 」となれば、クライエントの利益を選ぶ。
そのためには腹をくくり、必要な対峙にも臨みます。
それが、私にとっての 支援における誠実さ です。
ただし、
「これが正しい」という思いが強くなりすぎると、
組織や他者との対立が鮮明になることもあります。
だからこそ、
折り合いのつけ方と譲れない軸、
この二つのバランスが、とても大切だと考えています。
ソーシャルワーカーにとっては、おそらく永遠のテーマでしょう。
私自身のこれまでの変遷と、
現在の着地点については、こちらの記事で詳しく書いています。
生い立ちと原点
私は自分の育ちに傷を抱えた人間だと思っています。
でも、福祉の仕事を志す人の多くも、何らかの「満たされなさ」を抱えている。
むしろその感性こそが、支援の深みにつながると感じます。
ただし、自分の満たされなさを埋めるために支援をしてはいけない。
それは副産物であり、目的ではない。
だからこそ、自己覚知を繰り返す。
自覚がない人は変われない。
変わりたいと思う人だけが変われる。
この原則は、支援の基本であり、私自身の生き方でもあります。
私は、社交的なタイプではありません。
いわゆる”陽キャ”でもありません。
人と話すことは好きですが、一人で本を読み、山を歩き、考え事をしている時間も同じくらい好きです。
人の心の動きには敏感なほうだと思います。
だからこそ、支援もブログも、「上から教える」のではなく、同じ地面に立って考えることを大切にしています。
派手なことは書けません。
でも、一つひとつの言葉には、自分が現場で考えてきた時間を込めています。
読者の方へのメッセージ
社会福祉士、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーに
向いていないかもしれない。
私は、何度もそう思ってきました。
でも、今思うのは、
そう感じても大丈夫だということです。
生い立ち。
マイノリティ性。
他分野での経験。
そのすべてが、支援を深くする「資源」になりえます。
コミュニケーションが苦手?
それも、経験で磨いていけるものです。
何より、自覚がある人こそ、変われます。
▶ 「人が苦手」「話すのが苦手」でも社会福祉士・精神保健福祉士は大丈夫?
(キャリアガーデンへの寄稿記事)
もちろん、楽しいだけの仕事ではありません。
苦手さや、生きづらさが、かえって深まるときもあるでしょう。
……というか、きっとあります。
それでも、
苦しんだ経験があるからこそ、できる支援がある。
私はそう思っています。
ソーシャルワーカーは、
楽しいところから、上から、空から、
「下界の人」を支援するような感覚でできるものではありません。
自分自身も、その地に足を置く。
少なくとも、その経験がなければ、
支援関係はどこか表面的なものになってしまう。
そう感じています。
だから、苦しみには意味を持たせられる。
今のあなたの苦しみ、過去のあなたの辛さや挫折。
それらに意味を与えることができるのは、今のあなた、これからのあなたです。
社会福祉士や精神保健福祉士になることは、そうした人生に足を踏み入れることでもあります。
私自身、続けているうちに、
しんどさと釣り合うだけの意味と変化、
そして、やりがいが、ありました。
これまでの職務と資格
保有資格
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 社会福祉士実習指導者

| 職場 | 職務など |
| 児童相談所 | 児童福祉司(虐待介入・相談支援) |
| 就労継続支援B型 | 相談支援 |
| 相談支援事業所 | 相談支援専門員/障害支援区分認定調査員 |
| 精神科クリニック | 相談支援 |
| 児童入所施設 | 児童指導員 |
ブログ履歴
- 2019年 『しゃふくさん』開設(はてなブログ)
- 2020年 サイト移転
- 2022年 「キャリアガーデン」専門職コラム寄稿
- 2026年 累計記事数:約400本
最後に
匿名でブログを書いている以上、
肩書きだけで信頼してもらえるとは思っていません。
だから私は、
「何を語ったか」ではなく、
「何をやってきたか」を大切にしています。
だから、これからも現場に向き合い続けながら書いていきます。
派手なことは書けません。
でも、
一つひとつの記事には、
現場で考え、悩み、積み重ねてきた時間があります。
読む方が、
何かを知り、
何かに気づき、
一歩踏み出すきっかけになれたら。
それだけで、本当にうれしいです。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。
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