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転職しなかった社会福祉士・精神保健福祉士が語る、辞めたい気持ちとの向き合い方

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私は仕事をする中で、転職をしてきました。ただ、約15年ほど働いてきた中で、必ず転職してきたわけではありません。

転職したい気持ちに区切りをつけ、踏みとどまってきた時期もあります。

正直なところ、転職することも一つの人生の選択肢です。
ただ、できることなら転職したくない、という気持ちがあるのも自然なことではないでしょうか。

転職は環境を変えることでもあり、仕事を変えることでもあるため、当然リスクを伴います。
そこに大きな希望があれば転職を選ぶのはありだと思いますが、一方で、

  • 今の仕事を続けたい
  • できれば面倒なことは避けたい

という気持ちが湧くこともあると思います。

今の人間関係の中で働きたい、利用者さんや患者さん、クライエントのことが気になる、という思いもあるでしょう。
転職して、もし失敗して後悔したらどうしよう、という不安を抱くこともあると思います。

また、今の仕事を辞めたいとは思うけれど、他にやりたい仕事があるわけでもない、という場合もあります。

そんな中で、私がどうやって「転職しない」という選択をしてきたのかを、今回は話してみたいと思います。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
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「辞めたい」と「転職したい」を分けて考える

私はまず、「辞めたい」のか「転職したい」のかを分けて考えました。

仕事がとにかくきつくて、しんどくて、この先も同じような仕事や人間関係が続くなら、もう辞めたい。
そう感じていた時期がありました。

そのときの自分の気持ちは、間違いなく「辞めたい」でした。

では、「転職したい」のかというと、実はそこまで明確ではありませんでした。
情けないと感じつつも、

  • この職場で働きたい
  • この分野でやりたい

という強いイメージやエネルギーが、正直なところ湧いてこなかったのです。

自分との対話

だから、自分との対話をしました。

「俺は辞めたいって言っている。でも、じゃあ何をやりたいんだ?」

そう問い直すと、”何をやりたいか”がはっきりしていなかった。
だったら、今の仕事を続けたほうがいい、というか、続けざるを得ない
そんなところに、気持ちが落ち着いていきました。

転職を経験してわかったこと

転職を2回経験すると、職場を外から見た印象と、実際の内情の違いがわかってきます。

正直、私はどちらの転職も、大きな希望や期待を抱いていました。

  • きっと良い職場だ
  • 今度こそ大丈夫だ

そんな気持ちで転職していました。

でも、現実はそう甘くありません。
どの職場にも課題はあります。

期待は、現実の中で少しずつ修正されていきました。
それでも、期待が大きいからこそ転職に踏み切れる、という面もあると思います。

若いうちは転職を繰り返し、やがて転職しなくなる、長く働くようになる。
これも一つのプロセスなのかもしれません。

「どこも大変だし、これくらいで落ち着くしかないかな」
そう思えるようになる。

ただ、それでも不満がゼロになるわけではありません。

専門職として働き続ける現実

私自身、社会福祉士・精神保健福祉士・ソーシャルワーカーとして生きていくなら、どこかの組織に所属して働くことが現実的でした。

自分で法人を立ち上げる、事業をする、という選択肢もありますが、
そこまでのモチベーションや適性は感じませんでした。

ブログを書くことは面白いと感じています。
ただ、リアルな場で何かを立ち上げていく、というほどの気持ちにはなれませんでした。

リスクを背負ってまでやるかというと、そこまでではない。
これが正直なところです。

福祉の仕事自体を辞めたいと思ったこともある

また、この福祉の仕事自体を辞めたい、と思ったことも何度もあります。

  • 別の仕事に就けないだろうか
  • 相談や支援から離れたい
  • もっと成果が見えやすい仕事をしたい

そんな気持ちに、長く駆られていた時期もありました。

では、資格を生かして別の仕事があるかと調べてみても、
正直、あまりピンとくるものはありませんでした。

結局、

  • 資格がなくてもできる仕事が多い
  • 条件は厳しい
  • 参入しやすい業界は人も多く、給料も低くなりがち

という現実がありました。

知り合いの中には、一般企業で介護用品の営業やメンテナンス、相談業務をしている人もいます。
ただ、給料面はやはり厳しそうだと感じました。

国家資格を生かしているとはいえ、資格必須ではない仕事だと、どうしても限界があります。

「うまみ」が少ないという現実

そう考えると、社会福祉士や精神保健福祉士の資格をそのまま生かして働ける民間の仕事には、
正直、あまり「うまみ」はない。

少なくとも、条件や待遇だけで見れば、期待しすぎないほうがいいと思います。

これは、調べてみても、周囲を見ても感じたことです。
残念ですが、現実だと思います。

だからこそ、「合わない」と思いながらも、歯を食いしばって続けてきた部分もあります。

他の選択肢を調べ、考え、それでも「やりたい」と思えるものが見つからなければ、
続けるしかない
そういう結論に、少しずつ落ち着いてきました。

「辞めたい」の正体を掘り下げる

辞めたい気持ちをさらに掘り下げていくと、

  • もっと自分に向いている仕事があるんじゃないか
  • 他に選択肢があるんじゃないか

という思いが、根っこにあることにも気づきました。

そこで出会ったのが『科学的な適職』という本です。
内容は、かなり衝撃でした。

やりたいことや楽しいことが、必ずしも適職とは限らない。
むしろ、

  • 自由度
  • 裁量
  • 人間関係

といった要素のほうが重要だ、というデータです。

適職は「育てていく」ものかもしれない

仕事は、やっているうちに適職になっていくこともある。

今の仕事をどう育てるか。
どう変えていくか。

そう考えるようになり、今の仕事を俯瞰して見直すようになりました。

しんどいことは多い。
けれど、別の仕事に行っても、きっとまた同じようにつまずくだろう。

そう思えたのです。

結果として、今は以前よりも「適職に近づいている」という感覚があります。
仕事を「適職に育てる」意識で働いている、という感覚です。

そして、支えになってくれる同僚や関係者がいることも、
続けられている大きな理由です。

転職という選択肢を残しておく

もちろん、転職するという選択もあります。

  • 求人を見るだけでもいい
  • 条件を見て判断する
  • 良いところがあれば転職する

それも一つの道です。

そう考える方は、私が書いている社会福祉士・精神保健福祉士向けの転職に関する記事も参考にしてもらえると思います。

辞めたい気持ちがあること自体は、悪いことではありません。

その気持ちと、どう付き合うか。
一つの考え方として、今回はここまでお話しました。

もし転職に前向きであれば、こちらの記事が役立つかもしれません。
興味のある方は、ご覧ください。

それでは、また。

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