- 児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
- 大事なのは、「線を引くこと」
- 児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
- 結局、「楽になる方法」はない
- 大事なのは、「線を引くこと」
- 児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
- 知的能力によって、ケースの性質も変わる
- 結局、「楽になる方法」はない
- 大事なのは、「線を引くこと」
- 児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
- 私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
- 知的能力によって、ケースの性質も変わる
- 結局、「楽になる方法」はない
- 大事なのは、「線を引くこと」
- 児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
- 私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
- 知的能力によって、ケースの性質も変わる
- 結局、「楽になる方法」はない
- 大事なのは、「線を引くこと」
- 児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
- パーソナリティ障害=重大虐待、ではない
- 私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
- 知的能力によって、ケースの性質も変わる
- 結局、「楽になる方法」はない
- 大事なのは、「線を引くこと」
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- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
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- 私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
- 知的能力によって、ケースの性質も変わる
- 結局、「楽になる方法」はない
- 大事なのは、「線を引くこと」
- 児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
- 最後に
- パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
こちらの記事では、ソーシャルワーカーがパーソナリティ障害の可能性を含む相談に巻き込まれないための6原則を、実践例とともに解説。
主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。
大事なのは、「線を引くこと」
だから結局、重要なのは境界線。
こちらができることのライン・限界点を、”あらかじめ”示しておくこと。
後出しするときは、要注意です。
- 境界線をあらかじめ示すこと。
- 期待を持たせすぎないこと。
- 自分も過剰に抱え込まないこと。
本当に大事です。
詳しくは、こちらの記事でも話しています。
ただ、私は「線を引けば解決する」とも思っていません。
線を引いても、強く押してくる人はいる。
児童相談所で対応する保護者さんには、そうした方も実はおられます。
その時に必要なのは、個人戦ではなく、組織対応です。
- 担当者一人で抱えない
- 組織として返す
- 上司を含めて共有する
- 必要なら弁護士相談も入れる
こうして私は、児童相談所の第一線で生きながらえてきました。
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
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主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。
結局、「楽になる方法」はない
たぶん、多くのケースワーカーが知りたいのは、ここだと思います。
「どう対応したら楽になるのか?」
でも、ハッキリ言って、完全に楽になる方法は無いと思っています。
一定、削られる。
これはもう、避けられません。
特に、私みたいにクソまじめな人間は、かなり削られる。
誠実に対応しようとする。
丁寧に理解しようとする。
すると、「動いてくれそうな人」と認識される。
相手にとって、都合の良い人間。
要求を肩代わりしてくれる支援者。
つまり、”カモネギ”です。
そして、巻き込まれていく。
気づけば、相手の感情を、自分が抱えてしまう。
相手の課題を、自分が背負ってしまう。
こうなると、本当に苦しいです。
大事なのは、「線を引くこと」
だから結局、重要なのは境界線。
こちらができることのライン・限界点を、”あらかじめ”示しておくこと。
後出しするときは、要注意です。
- 境界線をあらかじめ示すこと。
- 期待を持たせすぎないこと。
- 自分も過剰に抱え込まないこと。
本当に大事です。
詳しくは、こちらの記事でも話しています。
ただ、私は「線を引けば解決する」とも思っていません。
線を引いても、強く押してくる人はいる。
児童相談所で対応する保護者さんには、そうした方も実はおられます。
その時に必要なのは、個人戦ではなく、組織対応です。
- 担当者一人で抱えない
- 組織として返す
- 上司を含めて共有する
- 必要なら弁護士相談も入れる
こうして私は、児童相談所の第一線で生きながらえてきました。
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
こちらの記事では、ソーシャルワーカーがパーソナリティ障害の可能性を含む相談に巻き込まれないための6原則を、実践例とともに解説。
主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。
知的能力によって、ケースの性質も変わる
人格障害・パーソナリティ障害のケースといっても、かなり幅があります。
特に大きいのは、知的能力です。
知的能力の違いで、ケースの質がかなり変わります。
- 知的能力が低い場合
→ 同じ訴えの反復、衝動性、後先を考えない行動が起きやすい - 知的能力が高い場合
→ 建前と本音を使い分け、制度や相談を使いながら要求を通そうとする - 高知的+障害の度合いが高いケース
→ ケースワーカー側が最も消耗しやすい
私自身、一番しんどかったのは、知的能力が高い境界性パーソナリティ障害と思しき保護者さんでした。
要求を通すために、あらゆる方法を使ってくる。
- 長文の文書
- 繰り返しの連絡
- ギリギリ脅しにならない表現
- 他機関への訴え・巻き込み
「相談」という建前を崩さずに、延々と入り込んでくる。
児童相談所は、相談を無視できません。
だからこそ、逃げ道が少ない。これが、本当に消耗します。
結局、「楽になる方法」はない
たぶん、多くのケースワーカーが知りたいのは、ここだと思います。
「どう対応したら楽になるのか?」
でも、ハッキリ言って、完全に楽になる方法は無いと思っています。
一定、削られる。
これはもう、避けられません。
特に、私みたいにクソまじめな人間は、かなり削られる。
誠実に対応しようとする。
丁寧に理解しようとする。
すると、「動いてくれそうな人」と認識される。
相手にとって、都合の良い人間。
要求を肩代わりしてくれる支援者。
つまり、”カモネギ”です。
そして、巻き込まれていく。
気づけば、相手の感情を、自分が抱えてしまう。
相手の課題を、自分が背負ってしまう。
こうなると、本当に苦しいです。
大事なのは、「線を引くこと」
だから結局、重要なのは境界線。
こちらができることのライン・限界点を、”あらかじめ”示しておくこと。
後出しするときは、要注意です。
- 境界線をあらかじめ示すこと。
- 期待を持たせすぎないこと。
- 自分も過剰に抱え込まないこと。
本当に大事です。
詳しくは、こちらの記事でも話しています。
ただ、私は「線を引けば解決する」とも思っていません。
線を引いても、強く押してくる人はいる。
児童相談所で対応する保護者さんには、そうした方も実はおられます。
その時に必要なのは、個人戦ではなく、組織対応です。
- 担当者一人で抱えない
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- 必要なら弁護士相談も入れる
こうして私は、児童相談所の第一線で生きながらえてきました。
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
こちらの記事では、ソーシャルワーカーがパーソナリティ障害の可能性を含む相談に巻き込まれないための6原則を、実践例とともに解説。
主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。
私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
私は元々、かなり丁寧に相談対応をしようとするタイプでした。
- 相談者の言葉を信じる
- 丁寧に話を聞く
- できる限り応えようとする
相談支援の仕事についてから、そう心がけていました。
ただ、数年経った頃。
あるケースで、丁寧に向き合えば向き合うほど、要求が増えていく経験をしました。
- 電話
- 要求
- 確認
- 繰り返される連絡
こちらが限界になり、「それは対応できません」と伝えた瞬間、上司へのクレームになりました。
クレーム対応を終えた上司から、言われました。

この人、パーソナリティ障害だと思うよ
その時でした。
自分がずっと感じていた、頭からこべりついて離れない“あの独特の重さ”と、パーソナリティ障害が結びついたのです。
知的能力によって、ケースの性質も変わる
人格障害・パーソナリティ障害のケースといっても、かなり幅があります。
特に大きいのは、知的能力です。
知的能力の違いで、ケースの質がかなり変わります。
- 知的能力が低い場合
→ 同じ訴えの反復、衝動性、後先を考えない行動が起きやすい - 知的能力が高い場合
→ 建前と本音を使い分け、制度や相談を使いながら要求を通そうとする - 高知的+障害の度合いが高いケース
→ ケースワーカー側が最も消耗しやすい
私自身、一番しんどかったのは、知的能力が高い境界性パーソナリティ障害と思しき保護者さんでした。
要求を通すために、あらゆる方法を使ってくる。
- 長文の文書
- 繰り返しの連絡
- ギリギリ脅しにならない表現
- 他機関への訴え・巻き込み
「相談」という建前を崩さずに、延々と入り込んでくる。
児童相談所は、相談を無視できません。
だからこそ、逃げ道が少ない。これが、本当に消耗します。
結局、「楽になる方法」はない
たぶん、多くのケースワーカーが知りたいのは、ここだと思います。
「どう対応したら楽になるのか?」
でも、ハッキリ言って、完全に楽になる方法は無いと思っています。
一定、削られる。
これはもう、避けられません。
特に、私みたいにクソまじめな人間は、かなり削られる。
誠実に対応しようとする。
丁寧に理解しようとする。
すると、「動いてくれそうな人」と認識される。
相手にとって、都合の良い人間。
要求を肩代わりしてくれる支援者。
つまり、”カモネギ”です。
そして、巻き込まれていく。
気づけば、相手の感情を、自分が抱えてしまう。
相手の課題を、自分が背負ってしまう。
こうなると、本当に苦しいです。
大事なのは、「線を引くこと」
だから結局、重要なのは境界線。
こちらができることのライン・限界点を、”あらかじめ”示しておくこと。
後出しするときは、要注意です。
- 境界線をあらかじめ示すこと。
- 期待を持たせすぎないこと。
- 自分も過剰に抱え込まないこと。
本当に大事です。
詳しくは、こちらの記事でも話しています。
ただ、私は「線を引けば解決する」とも思っていません。
線を引いても、強く押してくる人はいる。
児童相談所で対応する保護者さんには、そうした方も実はおられます。
その時に必要なのは、個人戦ではなく、組織対応です。
- 担当者一人で抱えない
- 組織として返す
- 上司を含めて共有する
- 必要なら弁護士相談も入れる
こうして私は、児童相談所の第一線で生きながらえてきました。
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
こちらの記事では、ソーシャルワーカーがパーソナリティ障害の可能性を含む相談に巻き込まれないための6原則を、実践例とともに解説。
主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。
まず、ここはかなり大事です。
「対応が難しい保護者」と、「虐待の重篤さ」は、必ずしも一致しません。
実際には、心理的虐待や身体的虐待はある。
しかし、命に直結するような重篤ケースではないことも多いです。
もちろん、それで良いわけではありません。
ただ、現場感覚として、「とにかく危険な虐待親」という単純な話ではない。
むしろ、ケースワーカー側が精神的に削られていくタイプのケースとして存在していることが多いように感じます。
- 対応困難と虐待重篤度はイコールではない
- ケースワーカー側が消耗するタイプのケースがある
- 「命の危険」より「慢性的消耗」が特徴なことも多い
私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
私は元々、かなり丁寧に相談対応をしようとするタイプでした。
- 相談者の言葉を信じる
- 丁寧に話を聞く
- できる限り応えようとする
相談支援の仕事についてから、そう心がけていました。
ただ、数年経った頃。
あるケースで、丁寧に向き合えば向き合うほど、要求が増えていく経験をしました。
- 電話
- 要求
- 確認
- 繰り返される連絡
こちらが限界になり、「それは対応できません」と伝えた瞬間、上司へのクレームになりました。
クレーム対応を終えた上司から、言われました。

この人、パーソナリティ障害だと思うよ
その時でした。
自分がずっと感じていた、頭からこべりついて離れない“あの独特の重さ”と、パーソナリティ障害が結びついたのです。
知的能力によって、ケースの性質も変わる
人格障害・パーソナリティ障害のケースといっても、かなり幅があります。
特に大きいのは、知的能力です。
知的能力の違いで、ケースの質がかなり変わります。
- 知的能力が低い場合
→ 同じ訴えの反復、衝動性、後先を考えない行動が起きやすい - 知的能力が高い場合
→ 建前と本音を使い分け、制度や相談を使いながら要求を通そうとする - 高知的+障害の度合いが高いケース
→ ケースワーカー側が最も消耗しやすい
私自身、一番しんどかったのは、知的能力が高い境界性パーソナリティ障害と思しき保護者さんでした。
要求を通すために、あらゆる方法を使ってくる。
- 長文の文書
- 繰り返しの連絡
- ギリギリ脅しにならない表現
- 他機関への訴え・巻き込み
「相談」という建前を崩さずに、延々と入り込んでくる。
児童相談所は、相談を無視できません。
だからこそ、逃げ道が少ない。これが、本当に消耗します。
結局、「楽になる方法」はない
たぶん、多くのケースワーカーが知りたいのは、ここだと思います。
「どう対応したら楽になるのか?」
でも、ハッキリ言って、完全に楽になる方法は無いと思っています。
一定、削られる。
これはもう、避けられません。
特に、私みたいにクソまじめな人間は、かなり削られる。
誠実に対応しようとする。
丁寧に理解しようとする。
すると、「動いてくれそうな人」と認識される。
相手にとって、都合の良い人間。
要求を肩代わりしてくれる支援者。
つまり、”カモネギ”です。
そして、巻き込まれていく。
気づけば、相手の感情を、自分が抱えてしまう。
相手の課題を、自分が背負ってしまう。
こうなると、本当に苦しいです。
大事なのは、「線を引くこと」
だから結局、重要なのは境界線。
こちらができることのライン・限界点を、”あらかじめ”示しておくこと。
後出しするときは、要注意です。
- 境界線をあらかじめ示すこと。
- 期待を持たせすぎないこと。
- 自分も過剰に抱え込まないこと。
本当に大事です。
詳しくは、こちらの記事でも話しています。
ただ、私は「線を引けば解決する」とも思っていません。
線を引いても、強く押してくる人はいる。
児童相談所で対応する保護者さんには、そうした方も実はおられます。
その時に必要なのは、個人戦ではなく、組織対応です。
- 担当者一人で抱えない
- 組織として返す
- 上司を含めて共有する
- 必要なら弁護士相談も入れる
こうして私は、児童相談所の第一線で生きながらえてきました。
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
こちらの記事では、ソーシャルワーカーがパーソナリティ障害の可能性を含む相談に巻き込まれないための6原則を、実践例とともに解説。
主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。

この保護者さん、パーソナリティ障害っぽいなぁ…。関わるのしんどい。どう対応したらいんだろう?誰か対応してくれないかなぁ?
こうした思いの方へ。
- 関わる前に知っておきたいこと
- 私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
- 完全に楽になる方法はない
- 大事なのは「線を引くこと」
児童相談所で働いていると、「この保護者さん、たぶんパーソナリティ障害だろうな…」と思うことがあります。
もちろん、正式診断があるわけではありません。
ただ、現場でケースワークをしていると、独特の“重さ”を感じることがあります。
私の場合、下記のように感じている時、相手はパーソナリティ障害ということがあります。
- 関わったあと、頭から離れない。
- 休日でも気が重い。
- エネルギーを吸われる感じがする。
社会福祉士、精神保健福祉士をはじめ、福祉職として働いていれば、いつか巡り合うパーソナリティ障害の方。
誰もが無関係ではいられません。
そして、たくさんの支援者が、関わり方や対応で頭を抱えます。
ひどいと、こちら側のメンタルが崩れてしまいます。
対策は十分にしておくこと。
知識なくかかわることは、素足で工事現場を歩くようなもの。
いつ、クギを踏むか。
いつ、ガラスを踏むか。
時間の問題です。
だから、パーソナリティ障害のことは、福祉職なら知っておいて損はない。
今日は児童相談所の児童福祉司として関わる立場から、お話ししていきます。
パーソナリティ障害=重大虐待、ではない
まず、ここはかなり大事です。
「対応が難しい保護者」と、「虐待の重篤さ」は、必ずしも一致しません。
実際には、心理的虐待や身体的虐待はある。
しかし、命に直結するような重篤ケースではないことも多いです。
もちろん、それで良いわけではありません。
ただ、現場感覚として、「とにかく危険な虐待親」という単純な話ではない。
むしろ、ケースワーカー側が精神的に削られていくタイプのケースとして存在していることが多いように感じます。
- 対応困難と虐待重篤度はイコールではない
- ケースワーカー側が消耗するタイプのケースがある
- 「命の危険」より「慢性的消耗」が特徴なことも多い
私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
私は元々、かなり丁寧に相談対応をしようとするタイプでした。
- 相談者の言葉を信じる
- 丁寧に話を聞く
- できる限り応えようとする
相談支援の仕事についてから、そう心がけていました。
ただ、数年経った頃。
あるケースで、丁寧に向き合えば向き合うほど、要求が増えていく経験をしました。
- 電話
- 要求
- 確認
- 繰り返される連絡
こちらが限界になり、「それは対応できません」と伝えた瞬間、上司へのクレームになりました。
クレーム対応を終えた上司から、言われました。

この人、パーソナリティ障害だと思うよ
その時でした。
自分がずっと感じていた、頭からこべりついて離れない“あの独特の重さ”と、パーソナリティ障害が結びついたのです。
知的能力によって、ケースの性質も変わる
人格障害・パーソナリティ障害のケースといっても、かなり幅があります。
特に大きいのは、知的能力です。
知的能力の違いで、ケースの質がかなり変わります。
- 知的能力が低い場合
→ 同じ訴えの反復、衝動性、後先を考えない行動が起きやすい - 知的能力が高い場合
→ 建前と本音を使い分け、制度や相談を使いながら要求を通そうとする - 高知的+障害の度合いが高いケース
→ ケースワーカー側が最も消耗しやすい
私自身、一番しんどかったのは、知的能力が高い境界性パーソナリティ障害と思しき保護者さんでした。
要求を通すために、あらゆる方法を使ってくる。
- 長文の文書
- 繰り返しの連絡
- ギリギリ脅しにならない表現
- 他機関への訴え・巻き込み
「相談」という建前を崩さずに、延々と入り込んでくる。
児童相談所は、相談を無視できません。
だからこそ、逃げ道が少ない。これが、本当に消耗します。
結局、「楽になる方法」はない
たぶん、多くのケースワーカーが知りたいのは、ここだと思います。
「どう対応したら楽になるのか?」
でも、ハッキリ言って、完全に楽になる方法は無いと思っています。
一定、削られる。
これはもう、避けられません。
特に、私みたいにクソまじめな人間は、かなり削られる。
誠実に対応しようとする。
丁寧に理解しようとする。
すると、「動いてくれそうな人」と認識される。
相手にとって、都合の良い人間。
要求を肩代わりしてくれる支援者。
つまり、”カモネギ”です。
そして、巻き込まれていく。
気づけば、相手の感情を、自分が抱えてしまう。
相手の課題を、自分が背負ってしまう。
こうなると、本当に苦しいです。
大事なのは、「線を引くこと」
だから結局、重要なのは境界線。
こちらができることのライン・限界点を、”あらかじめ”示しておくこと。
後出しするときは、要注意です。
- 境界線をあらかじめ示すこと。
- 期待を持たせすぎないこと。
- 自分も過剰に抱え込まないこと。
本当に大事です。
詳しくは、こちらの記事でも話しています。
ただ、私は「線を引けば解決する」とも思っていません。
線を引いても、強く押してくる人はいる。
児童相談所で対応する保護者さんには、そうした方も実はおられます。
その時に必要なのは、個人戦ではなく、組織対応です。
- 担当者一人で抱えない
- 組織として返す
- 上司を含めて共有する
- 必要なら弁護士相談も入れる
こうして私は、児童相談所の第一線で生きながらえてきました。
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
こちらの記事では、ソーシャルワーカーがパーソナリティ障害の可能性を含む相談に巻き込まれないための6原則を、実践例とともに解説。
主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。

この保護者さん、パーソナリティ障害っぽいなぁ…。関わるのしんどい。どう対応したらいんだろう?誰か対応してくれないかなぁ?
こうした思いの方へ。
- 関わる前に知っておきたいこと
- 私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
- 完全に楽になる方法はない
- 大事なのは「線を引くこと」
児童相談所で働いていると、「この保護者さん、たぶんパーソナリティ障害だろうな…」と思うことがあります。
もちろん、正式診断があるわけではありません。
ただ、現場でケースワークをしていると、独特の“重さ”を感じることがあります。
私の場合、下記のように感じている時、相手はパーソナリティ障害ということがあります。
- 関わったあと、頭から離れない。
- 休日でも気が重い。
- エネルギーを吸われる感じがする。
社会福祉士、精神保健福祉士をはじめ、福祉職として働いていれば、いつか巡り合うパーソナリティ障害の方。
誰もが無関係ではいられません。
そして、たくさんの支援者が、関わり方や対応で頭を抱えます。
ひどいと、こちら側のメンタルが崩れてしまいます。
対策は十分にしておくこと。
知識なくかかわることは、素足で工事現場を歩くようなもの。
いつ、クギを踏むか。
いつ、ガラスを踏むか。
時間の問題です。
だから、パーソナリティ障害のことは、福祉職なら知っておいて損はない。
今日は児童相談所の児童福祉司として関わる立場から、お話ししていきます。
パーソナリティ障害=重大虐待、ではない
まず、ここはかなり大事です。
「対応が難しい保護者」と、「虐待の重篤さ」は、必ずしも一致しません。
実際には、心理的虐待や身体的虐待はある。
しかし、命に直結するような重篤ケースではないことも多いです。
もちろん、それで良いわけではありません。
ただ、現場感覚として、「とにかく危険な虐待親」という単純な話ではない。
むしろ、ケースワーカー側が精神的に削られていくタイプのケースとして存在していることが多いように感じます。
- 対応困難と虐待重篤度はイコールではない
- ケースワーカー側が消耗するタイプのケースがある
- 「命の危険」より「慢性的消耗」が特徴なことも多い
私が初めて「パーソナリティ障害」という言葉と実感が結びついた時
私は元々、かなり丁寧に相談対応をしようとするタイプでした。
- 相談者の言葉を信じる
- 丁寧に話を聞く
- できる限り応えようとする
相談支援の仕事についてから、そう心がけていました。
ただ、数年経った頃。
あるケースで、丁寧に向き合えば向き合うほど、要求が増えていく経験をしました。
- 電話
- 要求
- 確認
- 繰り返される連絡
こちらが限界になり、「それは対応できません」と伝えた瞬間、上司へのクレームになりました。
クレーム対応を終えた上司から、言われました。

この人、パーソナリティ障害だと思うよ
その時でした。
自分がずっと感じていた、頭からこべりついて離れない“あの独特の重さ”と、パーソナリティ障害が結びついたのです。
知的能力によって、ケースの性質も変わる
人格障害・パーソナリティ障害のケースといっても、かなり幅があります。
特に大きいのは、知的能力です。
知的能力の違いで、ケースの質がかなり変わります。
- 知的能力が低い場合
→ 同じ訴えの反復、衝動性、後先を考えない行動が起きやすい - 知的能力が高い場合
→ 建前と本音を使い分け、制度や相談を使いながら要求を通そうとする - 高知的+障害の度合いが高いケース
→ ケースワーカー側が最も消耗しやすい
私自身、一番しんどかったのは、知的能力が高い境界性パーソナリティ障害と思しき保護者さんでした。
要求を通すために、あらゆる方法を使ってくる。
- 長文の文書
- 繰り返しの連絡
- ギリギリ脅しにならない表現
- 他機関への訴え・巻き込み
「相談」という建前を崩さずに、延々と入り込んでくる。
児童相談所は、相談を無視できません。
だからこそ、逃げ道が少ない。これが、本当に消耗します。
結局、「楽になる方法」はない
たぶん、多くのケースワーカーが知りたいのは、ここだと思います。
「どう対応したら楽になるのか?」
でも、ハッキリ言って、完全に楽になる方法は無いと思っています。
一定、削られる。
これはもう、避けられません。
特に、私みたいにクソまじめな人間は、かなり削られる。
誠実に対応しようとする。
丁寧に理解しようとする。
すると、「動いてくれそうな人」と認識される。
相手にとって、都合の良い人間。
要求を肩代わりしてくれる支援者。
つまり、”カモネギ”です。
そして、巻き込まれていく。
気づけば、相手の感情を、自分が抱えてしまう。
相手の課題を、自分が背負ってしまう。
こうなると、本当に苦しいです。
大事なのは、「線を引くこと」
だから結局、重要なのは境界線。
こちらができることのライン・限界点を、”あらかじめ”示しておくこと。
後出しするときは、要注意です。
- 境界線をあらかじめ示すこと。
- 期待を持たせすぎないこと。
- 自分も過剰に抱え込まないこと。
本当に大事です。
詳しくは、こちらの記事でも話しています。
ただ、私は「線を引けば解決する」とも思っていません。
線を引いても、強く押してくる人はいる。
児童相談所で対応する保護者さんには、そうした方も実はおられます。
その時に必要なのは、個人戦ではなく、組織対応です。
- 担当者一人で抱えない
- 組織として返す
- 上司を含めて共有する
- 必要なら弁護士相談も入れる
こうして私は、児童相談所の第一線で生きながらえてきました。
児童相談所には、「ドライな人」も必要なのだと思う
正直、私はパーソナリティ障害のケースが好きではありません。
避けられるなら、避けたいと思う。
かなり、心を削られるのです。
一方で、世の中には、私などより、もっとドライに対応できる人もいます。
感情移入しすぎない人。
ある意味、線引きが自然にできる人。
私は、そういう人の方が、パーソナリティ障害の人に対応しやすい部分もあると思っています。
もちろん、冷たければ良いわけではありません。
はたから見ていて、支援の質や内容には、違和感を抱くこともあります。
ただ、児童相談所という組織は、全員が高共感・高感受性タイプだけでは回りにくい。
これは理想論ではなく、現場の実態として感じます。
- 共感性が高い人ほど巻き込まれやすい(カモネギ状態)
- 境界線を引ける人材も組織には必要
- 「優しいだけ」では折れてしまう
だから、共感性が乏しく、合理的で、精神的にタフな人材が、
児童相談所には、一定数おられるように感じます。
”福祉的”ではありません。
しかし現実として、現場を回すために、彼らも必要となります。
最後に
今、まさに、人格障害・パーソナリティ障害系と思われる保護者対応で、消耗しているケースワーカーの方もいると思います。
本当に、お疲れ様です。
私自身、今でも簡単には対応できません。
頭で分かっていても、実際に線を引くのは難しい。
感情を切り離すのも難しい。
だから、できれば避けたい。
どうやっても、対応するにはしんどさが伴う。
その感覚・苦痛自体が、パーソナリティ障害のゆえんなのです。
パーソナリティ特性とは,長期にわたって比較的一定している思考,知覚,反応,および対人関係のパターンのことである。
パーソナリティ症は,これらの特性が極めて顕著で,柔軟性に欠け,不適応的なものになるために,仕事および/または対人関係機能が障害される場合である。
そうした社会的不適応は,パーソナリティ症患者とその周囲の人に有意な苦痛を引き起こす可能性がある。
だから、あなたが苦痛に感じたり、
対応に困っているなら、それは実に自然なことに思います。
当たり前です。
本当に、お疲れ様です。
パーソナリティ障害の方への対応方法に困っている方へ
こちらの記事では、ソーシャルワーカーがパーソナリティ障害の可能性を含む相談に巻き込まれないための6原則を、実践例とともに解説。
主体を奪わず、境界線を守りながら支援を続けるための基本姿勢と具体的なコツをまとめています。
「好きだけど、正直しんどい…」境界性パーソナリティ障害の彼女との関係に悩む方への記事。
症状の特徴、自傷行為への対応、振り回されすぎず支えるための考え方を解説しました。




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