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ソーシャルワーク

しんどい福祉職は「自分第一」でいい|社会福祉士・ケースワーカーが潰れない働き方

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もっとできたんじゃないかなあ…。断ったら罪悪感がある。
休んでいても、ケースのことを考えてしまう…。
支援者なのに自分優先でいいのかなぁ?

しんどくなっている福祉職の方へ。

最初に結論を言います。

しんどいなら、自分を第一にして働いていい。
第二に、クライエントの利益を考えればいい。

私は、最近そう思っています。
キレイごとではなく、支援を続けてきた中で、かなり本気で。

自分を第一にしないと、自分が折れてしまう。
自分が折れてしまったら、結局はクライエントの不利益になる。

だったら、潔く「自分を大事にする」を優先していい、と思っています。

罪悪感なんで、抱かなくていい。

今日はそうしたお話をしていきます。

この記事の想定読者さん

  • メンタルがしんどくなってきている社会福祉士、精神保健福祉士、等のソーシャルワーカーの方々
筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
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この記事を書いた人

福祉の現場には「自己犠牲」が理想として存在する

福祉の現場では、

  • クライエント第一
  • 支援者は献身的であるべき
  • 他者利益のために働くべき

こうした価値観がありますよね。
それ自体は、私は否定しません。

社会福祉士や精神保健福祉士の倫理綱領にも、そうした考え方が示されています。

他者のために働く。

支援を必要としている人のために動く。

福祉職の大切にすべき価値だと思います。

でも、現実には「自分を後回し」にし続けた人から折れていく

ただ、リアルはどうか?

現場感覚としては、
自分を大切にしないまま、長く働き続けられる人はいない。

まじめな支援者が折れてしまうパターンには、
下記のような連鎖があったりします。

折れやすいパターン

  1. クライエントを優先する
  2. 自分を後回しにする
  3. 無理を続ける
  4. 心身を崩す
  5. 休職・退職・離職につながる

もちろん、本人は「自分を大事にしていないつもり」はないかもしれません。

私は自分のことばっかり考えてるんです…。

と言いつつ、ご自身を「だめな人間だ」「福祉職に向いていない」と責めてしまう。

ムリして働いて、気づかぬうちに疲労がたまる。

結果、倒れてしまう。

こうしたことが福祉職には本当に多いと思います。
実際、私は救えなかった後輩たちもいます。下記は私の自戒を込めた記事です。

だから、あえて「自分を第一にする」と決めたほうがいい

だから私は、いっそのこと、潔く、自分を大事にすると決めたほうがいい と思うに至りました。

ムリして理想に近づこうとして

「でも支援者なんだから…」
「もっと頑張らないと…」
「まだできるはず…」

そうやって自分を追い込むより、まずは自分を守ると、ちゃんと言葉にしていい。

なんなら、自分のデスク、ロッカー、筆箱、どこでもいいから「自分第一」と、張り紙をしていい。

それくらいのマインドで、ストレスフルな福祉現場を耐えしのぐ。
このほうが、健全だと思うのです。

断ることにも、罪悪感がつきまとう

福祉の仕事をしていると、

  • 当事者
  • 家族
  • 関係機関
  • 学校
  • 医療
  • 行政

いろんな立場の人から、
期待を向けられます。

「もっとやってくれないか」
「前の人はやってくれていた」

そう言われることもあります。

断ると、罪悪感もあります。

「何のためにこの仕事をしているんだろう?」

そう思うこともある。

でも、だからこそ、私はここで言いたいのです。
自分を第一にしてもいい」と。

自己犠牲は、美談になりやすい

福祉職は、自己犠牲が美談になりやすい専門職です。

でも、私は思うんです。

自己犠牲を続けた人ほど、急に倒れる。

そして、倒れたあとに、

  1. 支援ができなくなる
  2. 働き続けられなくなる
  3. クライエントの支援に空洞ができる

だったら、最初から、「自分を守る」を、もっと正面から認めようというお話です。

くどいかもしれないけど、繰り返しお伝えしたい。

「自分第一、クライエント第二」くらいでちょうどいい

私は、あえてここで明言しておきたいです。

私が思う現実的な優先順位

  • 第一 自分の心身を守る
  • 第二 クライエント利益を守る

無理を前提にしない。
働き続けられるペースを大切にする。

もちろん、これは倫理綱領に書いてあるような話ではありません。

「自分第一!」等と高らかに掲げる専門職集団。

そこに金銭を投じたいとは、人は思わないでしょう。
価値を感じる人も、ほとんどいないでしょう。

文字通りに受け取れば、自己中心的すぎる言葉かと思います。

だから、倫理綱領には、クライエント第一と書いてあればいい。

でも、本音としては、自分第一と心に刻んでおくこと。

しんどくなっている福祉職の方は、
現場で働き続けるためのリアルとして、この優先順位を大切にしていいと思っています。

意識的な自分第一のほうが、結果的に「地に足のついた支援」になる

不思議ですが、自分を守れている人のほうが、長く支援できます。

余裕がある人のほうが、冷静に考えられます。

支援は、気合だけでは続きません。

だから私は、まず自分を守る。

そのうえで、クライエント利益を考える。

その順番でいいと思っています。

大切なのは、自分第一に意識的であること。
無自覚な自分第一は、危うい。

でも、自覚的な自分第一は、自己覚知ができているから、調整できるんです。
余裕があれば、「クライエント第一」に、ちゃんと身を振ることができます。

まとめ|まずは、自分を守っていい

最後に、もう一度書きます。

しんどくなっている福祉職の方は、自分を第一にしていい。

自分の体を守っていい。

休んでいい。

断っていい。

無理を前提にしなくていい。

そのうえで、
第二にクライエント利益を考える。

余裕があったなら、クライエント第一に身を振る。

私は、それくらいのマインドのほうが、結果的に長く、誠実に支援できると思っています。

意識的に 自分第一を選び取ること。

ぜんぜん、悪いことじゃない。

むしろ、結果的に息の長い、いい支援ができる可能性すらある。

キレイごとではなく、現場のリアルとして、そう思っています。

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この記事を書いた人
ぱーぱす

自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士|現場経験15年、地域・医療・行政の3つの立場を経験。ブログ歴6年、記事約400本。福祉職のキャリアや生活に役立つ実践的な情報を発信しています。

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