
もっとできたんじゃないかなあ…。断ったら罪悪感がある。
休んでいても、ケースのことを考えてしまう…。
支援者なのに自分優先でいいのかなぁ?
しんどくなっている福祉職の方へ。
最初に結論を言います。
しんどいなら、自分を第一にして働いていい。
第二に、クライエントの利益を考えればいい。
私は、最近そう思っています。
キレイごとではなく、支援を続けてきた中で、かなり本気で。
自分を第一にしないと、自分が折れてしまう。
自分が折れてしまったら、結局はクライエントの不利益になる。
だったら、潔く「自分を大事にする」を優先していい、と思っています。
罪悪感なんで、抱かなくていい。
今日はそうしたお話をしていきます。
この記事の想定読者さん
- メンタルがしんどくなってきている社会福祉士、精神保健福祉士、等のソーシャルワーカーの方々
福祉の現場には「自己犠牲」が理想として存在する
福祉の現場では、
- クライエント第一
- 支援者は献身的であるべき
- 他者利益のために働くべき
こうした価値観がありますよね。
それ自体は、私は否定しません。
社会福祉士や精神保健福祉士の倫理綱領にも、そうした考え方が示されています。
他者のために働く。
支援を必要としている人のために動く。
福祉職の大切にすべき価値だと思います。
でも、現実には「自分を後回し」にし続けた人から折れていく
ただ、リアルはどうか?
現場感覚としては、
自分を大切にしないまま、長く働き続けられる人はいない。
まじめな支援者が折れてしまうパターンには、
下記のような連鎖があったりします。
- クライエントを優先する
- 自分を後回しにする
- 無理を続ける
- 心身を崩す
- 休職・退職・離職につながる
もちろん、本人は「自分を大事にしていないつもり」はないかもしれません。

私は自分のことばっかり考えてるんです…。
と言いつつ、ご自身を「だめな人間だ」「福祉職に向いていない」と責めてしまう。
ムリして働いて、気づかぬうちに疲労がたまる。
結果、倒れてしまう。
こうしたことが福祉職には本当に多いと思います。
実際、私は救えなかった後輩たちもいます。下記は私の自戒を込めた記事です。
だから、あえて「自分を第一にする」と決めたほうがいい
だから私は、いっそのこと、潔く、自分を大事にすると決めたほうがいい と思うに至りました。
ムリして理想に近づこうとして
「でも支援者なんだから…」
「もっと頑張らないと…」
「まだできるはず…」
そうやって自分を追い込むより、まずは自分を守ると、ちゃんと言葉にしていい。
なんなら、自分のデスク、ロッカー、筆箱、どこでもいいから「自分第一」と、張り紙をしていい。
それくらいのマインドで、ストレスフルな福祉現場を耐えしのぐ。
このほうが、健全だと思うのです。
断ることにも、罪悪感がつきまとう
福祉の仕事をしていると、
- 当事者
- 家族
- 関係機関
- 学校
- 医療
- 行政
いろんな立場の人から、
期待を向けられます。
「もっとやってくれないか」
「前の人はやってくれていた」
そう言われることもあります。
断ると、罪悪感もあります。
「何のためにこの仕事をしているんだろう?」
そう思うこともある。
でも、だからこそ、私はここで言いたいのです。
「自分を第一にしてもいい」と。
自己犠牲は、美談になりやすい
福祉職は、自己犠牲が美談になりやすい専門職です。
でも、私は思うんです。
自己犠牲を続けた人ほど、急に倒れる。
そして、倒れたあとに、
- 支援ができなくなる
- 働き続けられなくなる
- クライエントの支援に空洞ができる
だったら、最初から、「自分を守る」を、もっと正面から認めようというお話です。
くどいかもしれないけど、繰り返しお伝えしたい。
「自分第一、クライエント第二」くらいでちょうどいい
私は、あえてここで明言しておきたいです。
私が思う現実的な優先順位
- 第一 自分の心身を守る
- 第二 クライエント利益を守る
無理を前提にしない。
働き続けられるペースを大切にする。
もちろん、これは倫理綱領に書いてあるような話ではありません。
「自分第一!」等と高らかに掲げる専門職集団。
そこに金銭を投じたいとは、人は思わないでしょう。
価値を感じる人も、ほとんどいないでしょう。
文字通りに受け取れば、自己中心的すぎる言葉かと思います。
だから、倫理綱領には、クライエント第一と書いてあればいい。
でも、本音としては、自分第一と心に刻んでおくこと。
しんどくなっている福祉職の方は、
現場で働き続けるためのリアルとして、この優先順位を大切にしていいと思っています。
意識的な自分第一のほうが、結果的に「地に足のついた支援」になる
不思議ですが、自分を守れている人のほうが、長く支援できます。
余裕がある人のほうが、冷静に考えられます。
支援は、気合だけでは続きません。
だから私は、まず自分を守る。
そのうえで、クライエント利益を考える。
その順番でいいと思っています。
大切なのは、自分第一に意識的であること。
無自覚な自分第一は、危うい。
でも、自覚的な自分第一は、自己覚知ができているから、調整できるんです。
余裕があれば、「クライエント第一」に、ちゃんと身を振ることができます。
まとめ|まずは、自分を守っていい
最後に、もう一度書きます。
しんどくなっている福祉職の方は、自分を第一にしていい。
自分の体を守っていい。
休んでいい。
断っていい。
無理を前提にしなくていい。
そのうえで、
第二にクライエント利益を考える。
余裕があったなら、クライエント第一に身を振る。
私は、それくらいのマインドのほうが、結果的に長く、誠実に支援できると思っています。
意識的に 自分第一を選び取ること。
ぜんぜん、悪いことじゃない。
むしろ、結果的に息の長い、いい支援ができる可能性すらある。
キレイごとではなく、現場のリアルとして、そう思っています。
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