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社会福祉士

社会福祉士のやりがい5つ|感謝されることではなかった現場15年の本音

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社会福祉士のやりがいって何?

こうしたギモンのある方へ。

「社会福祉士のやりがい」をネットを見ると、

  • 人に感謝されること
  • 人の役に立てること
  • 笑顔が見られること
  • 人との関わりが楽しいこと

そんな答えがたくさん出てきます。

もちろん、否定するつもりはありません。

ただ、私は正直なところ、あまりピンと来ません。

児童相談所や精神科クリニック、相談支援事業所、入所施設などで働いてきましたが、「感謝されること」がやりがいだと思ったことは、ほとんどありません。

夢のない話かもしれません。

でも、社会福祉士現場のリアルを知ってほしい。

だからこそ本音で。

今日は、私自身が15年近くソーシャルワークの現場で働いてきて感じる「社会福祉士のやりがい」について話してみようと思います。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
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この記事を書いた人

社会福祉士は、思ったより感謝されない

まず最初に言っておきたいことがあります。

社会福祉士は、世間で言われるほど感謝される仕事ではありません。

もちろん感謝の言葉をいただくことはあります。

しかし、それは相手次第です。

こちらがどれだけ頑張ったとしても、感謝されるとは限りません。

むしろ相談支援の現場では、

  • 怒られる
  • 責められる
  • 不満をぶつけられる
  • 期待に応えられない

そんな場面の方が多いかもしれません…。

さらに言うと、感謝の言葉そのものを慎重に受け取る必要があることもあります。

中には、感謝を通して相手をコントロールしようとする人もいるからです。

だから私は、

「感謝されること」をやりがいの中心に置くのは危険だと思っています。

感謝を求め始めると、「誰のための仕事なのか」が分からなくなってしまうことがあるからです。

私が感じるやりがい① 「〇〇さんだから」と認知されること

社会福祉士は国家資格です。

でも現場で働いていると、それ以上に個人として見られるようになります。

病院ならMSW。

児童相談所なら児童福祉司。

相談支援事業所なら相談支援専門員。

それぞれ肩書きはあります。

最初は、

「この人は何者なんだろう」

という状態から始まります。

でも、関わりを積み重ねていくと変わってきます。

「社会福祉士だから相談する」ではなく、「〇〇さんだから相談する」になる。

社会福祉士資格の看板ではなく、一人の人間として認知される。

私はそこにやりがいを感じます。

私が感じるやりがい② クライエントの利益を第一に考えられること

社会福祉士は、クライエントの利益を追求できる専門職です。

もちろん組織に所属して働いています。

だから組織の事情がゼロになるわけではありません。

それでも私は、「会社の利益を最優先にする」という働き方には、あまり向いていません。

例えば、「作業所を探したい」という相談が来たとします。

もし自社利益だけを考えるなら、自法人の事業所を勧めるのが自然かもしれません。

でも私は、「その人にとってどこが合うのか?」を考えたい。

その結果、他法人を紹介することもあります。

私はそうした働き方の方が納得できます。
やりがいも感じられます。

だから、

クライエントの利益を中心に考えられることそのものが、社会福祉士のやりがいの一つだと思っています。

私が感じるやりがい③ 一緒に悩める仲間がいること

相談支援は基本的に一対一です。

だからこそ、抱え込みやすい。

  • 本当にこれで良かったのか。
  • 他の方法はなかったのか。
  • 自分は何か見落としていないか。

こうした悩みは尽きません。

だからこそ、

  1. 相談できる同僚がいる
  2. 一緒に考えてくれる上司がいる
  3. 悩みを共有できる仲間がいる

これは本当に大きいです。正直に言うと、

仕事そのものがしんどくても、人に恵まれていれば続けられることがあります。

そして悲しいかな、逆もあります。

どれだけ仕事内容が良くても、一人で抱え込む環境は苦しい。

社会福祉士のやりがいというより働きやすさかもしれませんが、私にとっては切り離せない要素です。

私が感じるやりがい④ 「利益につながった」と手応えを感じた瞬間

これが一番、相談支援らしいやりがいかもしれません。

感謝された時ではありません。

こちらが、「少し前に進んだな」と思えた時です。

例えば、

  1. 親子関係の修復の糸口が見えた
  2. 誤解が整理された
  3. 本人が一歩踏み出せた
  4. 状況が少し改善した

こうした時です。感謝されなくて構いません。

むしろ感謝されないことが大半です。

それでいい。それが通常です。

クライエントの利益につながったと自分で判断できる。

そこに私はやりがいを感じます。

私が感じるやりがい⑤ 専門職として対価を得られること

きれいごとだけでは働けません。

収入は大切です。

社会福祉士は職場によって年収差が非常に大きい資格です。

これは日本の福祉業界の課題だと思います。

だから私は、「やりがいだけで働ける」とは、まったく思いません。

少しでも適正な対価を得られる職場を選ぶことも大切です。

生活が成り立ってこそ、支援も続けられます。

社会福祉士の年収が高い職場やランキングは、こちらの記事で一覧できます。

結論|社会福祉士のやりがいは、人によって違う

結局のところ、「社会福祉士のやりがいはこれです」と一言で言えるものではありません。

やりがいは、人によって違います。

だからこの記事も、「それってあなたの感想ですよね」と言われれば、その通りです。

ただ、15年近く現場で働いてきた私自身は、

社会福祉士としてのやりがい

  • 個人として認知されること
  • クライエントの利益を追求できること
  • 仲間と支え合えること
  • 支援の手応えを感じること
  • 適切な対価(収入)を得られること

このあたりにやりがいを感じています。

少なくとも、「感謝されるからやりがいがある」という単純な話ではありません。

やりがいは、社会福祉士資格を取った瞬間に手に入るものでもありません。

知識を学び、技術を磨き、悩みながら行動を続ける。

その積み重ねの中で、少しずつ育っていくものだと思います。

社会福祉士を目指している方や、今まさに現場で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人
ぱーぱす

自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士|現場経験15年、地域・医療・行政の3つの立場を経験。ブログ歴6年、記事約400本。福祉職のキャリアや生活に役立つ実践的な情報を発信しています。

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