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社会福祉士

社会福祉士とは?仕事内容・年収・国家試験・向いている人を現役が解説

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社会福祉士ってどんな仕事? なりたいけど、わからないことがいっぱい……

社会福祉士とは何か、仕事内容、給料、就職先、国家試験、向いている人まで、まとめて知りたい人向けにこの記事を書きました。

社会福祉士は、さまざまな人の相談に乗り、支援する仕事です。
自分の人生経験を活かせますし、人として成長できるのも魅力です。

ただ、社会福祉士は仕事内容がわかりにくい資格でもあります。さらに、

  1. 社会人から目指せる?
  2. 年齢制限はないの?
  3. 経験がなくても社会福祉士になれる?

こうした現場のリアルは、学校ではあまり教えてもらえません。
学校の先生は、現場から離れていることも多いからです。

私自身も、社会福祉士のリアルを知ったのは働いてからでした。
だからこそ、現場経験をもとに、リアルな情報を伝えたいと思っています。

よく知らないまま社会福祉士になると、後悔するかもしれません。
はじめから知っていたら社会福祉士にならなかったのに……」とは思いたくないですよね。

このサイトでは社会福祉士についてさまざまな記事を書いてきたため、記事が増えて、「社会福祉士についてサッと知りたい人」には、かえって不便かもしれません。

そこでこの記事では、社会福祉士についてわかりやすくまとめました。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
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社会福祉士とは?仕事内容をわかりやすく解説

まずはこちらの動画を見てみてください。ざっくりわかります。(90秒の動画)

社会福祉士は、次のような資格です。

社会福祉士とは?

  1. 国家資格(名称独占資格)
  2. 「ソーシャルワーカー」と呼ばれる社会福祉専門職
  3. 1987年に誕生
  4. 根拠法 社会福祉士及び介護福祉士法
  5. 学問的基盤は社会福祉学
  6. 支援対象は、身体的・精神的・経済的に日常生活に支障のある人など(精神保健福祉士よりも広い)
  7. 実際の支援では、相談を通じて助言などを行い、福祉サービスや医療サービス、そのほかの関係者との連携・調整も行う

社会福祉士は名称独占資格です。
つまり、社会福祉士と名乗ってよいのは、社会福祉士だけということです。

独占しているのは、あくまで「名前」です。

仕事内容の基本は、相談支援です。

相手の話を聴き、こちらも言葉を返しながら関係をつくる。
その関係をもとに、相手の課題解決や目標達成を支援していく仕事です。

児童相談所の児童福祉司など、行政機関では、相手は求めていないけれど、こちらには介入の必要があるケースに関わることもあります。
例えば、虐待など、解消しないといけない問題がある場合です。

実は、「社会福祉士とは何か?」をうまく説明するのは、とても難しいです。

現場の社会福祉士に出会うことがあったら、聞いてみてください。
たぶん、少し困った顔で説明を試みたり、逆に「君はどう思う?」と聞き返してきたりするはずです。
そして、きれいには答えない。なかなか厄介です。

そこで、このサイトではさまざまな記事で、現場のリアルや体験談を語っています。
そこから、社会福祉士の実像をイメージしてもらえるはずです。

また、次の記事も理解の助けになりますので、よろしければあわせてご覧ください。

社会福祉士の職場や就職先は?

社会福祉士は、いろいろな場所で働いています。分野別にグラフにすると、こんな感じです。

一番多いのは、高齢者を支援する職場です。3人に1人がそこで働いています。

具体的な職場としては、以下が代表的です。

  • 高齢者・障がい者福祉施設
  • 社会福祉協議会
  • 病院・クリニック
  • 地域包括支援センター
  • 福祉事務所
  • 児童相談所、児童福祉施設
  • 学校
  • 市町村役場、都道府県庁

 

もっと詳しく知りたい人は、こちらの記事を見てみてください。

社会福祉士の平均年収・給料は?

最新の統計によると、社会福祉士の平均年収は403万円です。

残念ながら、世の中全体の平均よりは低めです。
ただ、5年前よりは増えました。その額は約26万円です。

ただし、「平均年収=あなたの年収」ではありません。
平均年収どおりの人ばかりかというと、実態はそうでもないです。

実際の年収としては、300万~400万円の人が多いです。

そして、この収入で満足できるかどうかは、人それぞれです。

実際に「もっとお金が欲しい」という理由で転職する人もいます。
社会福祉士が転職する理由ランキングでは、「給料が低い」が6位です。

「もっと高い給料・年収が欲しい」という方は、平均年収の高い職場に就職・転職するのも一つの方法です。

職場によっては、年収に300万円以上の差があります。
同じような仕事をしていても、給料も年収も、得られる生活水準も違う。これが社会福祉士のリアルです。

社会福祉士資格のメリット・デメリット

「社会福祉士は取っても意味ないのでは?」
「資格を取る価値はあるの?」

そう疑問に思う人もいるかもしれません。

結論から言うと、メリットもデメリットも両方あります

まずは、社会福祉士を取ってよかったと感じる点です。

社会福祉士のメリット7選

  1. 平均年収110万円アップ(推計)
  2. 就職・転職の選択肢が増えた【5種以上】
  3. 社会的信用と支援力がアップした
  4. 専門性と支援力がアップした
  5. 自信になった
  6. 社会福祉士が任用要件の10職種以上につく資格を得られた
  7. 社会福祉士会に入会でき、成年後見人になる道が開かれた

一方で、デメリットもあります。
実際に働いていて感じる「困る点」や「後悔しやすい点」は次のとおりです。

社会福祉士のデメリット5選

  1. 【平均年収403万円】国家資格にしては少なめ
  2. 資格手当をもらえない職場が約6割ある
  3. 社会福祉士がなくても働ける職場はある
  4. 社会福祉士を取ってもすぐには役に立たない
  5. 「何でも屋」なので、やりたくない仕事もしないといけない

良い面だけを見て社会福祉士を目指すと、後悔するかもしれません。
逆に、現実を知ったうえで目指すなら、十分価値のある資格だと思います。

社会福祉士はやめたほうがいい?後悔する人の理由

「社会福祉士はやめたほうがいい」と言われることがあります。

理由としてよく挙げられるのは、次のような点です。

  1. 給料が低い
  2. 仕事が大変
  3. メンタルを消耗する
  4. 責任が重い

確かに、これらは一部事実です。
社会福祉士の仕事は、決して楽な仕事ではありません。

ただ、だからといって「やめたほうがいい資格」かというと、私はそうは思いません。

なぜなら、社会福祉士には次のような価値もあるからです。

  1. 社会的に需要が高い
  2. 就職やキャリアの幅が広い
  3. 専門性を持ち運べるので転職に強い
  4. 年齢制限がかなり緩い
  5. 人生経験が仕事に活きる

大事なのは、良い面だけを見て目指すのではなく、現実を知ったうえで選ぶことだと思います。

社会福祉士の厳しい現実については、次の記事で詳しく解説しています。

社会福祉士の適性・向いている人とは?

ぼくは人が苦手だから、向いてなさそう。話すのが下手だから、自信がない……。社会福祉士は、人好きで話し上手な人が向いてるんじゃない?

このように思うかもしれませんが、決してそうではありません。
むしろ、内向的な人の持ち味を活かせる仕事です。というか、内向的な人や繊細な人のほうがポテンシャルを持っていると私は思います。

でも、たいていの社会福祉士は、「向いてないのでは……」と悩む時期を経験します。
私もそうでした。

なので、社会福祉士を目指そうか迷っている段階で、「自分には社会福祉士は向いていないかも」と悩むのは自然なことです。

むしろ、「私は社会福祉士に向いている」とまったく疑わない人のほうが、実は客観的には向いていない、あるいは支援ができていないこともあります。

皮肉な話です。
自己評価と他者評価は、意外と一致しません。

私は10年以上この仕事をしていますが、いまだに人と話すのは疲れますし、性格も間違いなく内向的です。

それでも、社会福祉士の仕事は続けられていますし、面白さも見つけています。

だから自信を持って言えます。
社会福祉士は、人が苦手でも、話すのが苦手でも、内向的でも大丈夫です

「コミュ障」だという人も、それだけで諦める必要はありません。

ちなみに、「男性は社会福祉士に向かないのでは?」と思う人もいますが、男性も必要な職種です。

社会福祉士の男女比率はこんな感じです。

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男性は少なめですが、大丈夫です。私も男ですから。

社会福祉士は病む?メンタル対策は?

社会福祉士は病むって本当? 自分も病気になりそうで心配……

このように心配する人はいます。
実際に、メンタル不調で休職したり、そのまま退職してしまう人もいます。
これは事実です。

その割合が世の中全体と比べて高いのかどうかは、正直わかりません。
ただ、メンタル対策をしておいたほうがよい仕事なのは確かだと思います。

社会福祉士の仕事は、基本的に精神労働です。
心を使って働く仕事です。

肉体労働なら、疲れは比較的わかりやすいものです。
無理をすれば筋肉痛になったり、ケガをしたりするので、休むタイミングも見えやすい。

でも精神労働では、疲れを自覚しにくいです。

あなたは、自分のストレス状態や感情を正確に把握できるでしょうか。

実はこれは、かなり難しいことです。

だからこそ、訓練や工夫が必要です。
ソーシャルワークで言う「自己覚知」もその一つです。

福祉業界には奉仕精神の高い人が多く、つい無理をしてしまう人がいます。

人は、1日の無理には耐えられます。
でも、数か月以上の無理が続くと折れてしまいます。

いったん折れると、簡単には復帰できません。

休職から退職や転職につながり、
恋愛や結婚生活にまで影響が出てしまう人もいます。

かくいう私自身、メンタルは強いほうではありません。

それでも、高ストレスな児童相談所のケースワーカーとして働きながら健康を維持できているのは、
メンタル対策をかなり意識しているからだと思います。

その方法は、次の記事で詳しく紹介しています。

社会福祉士の需要・将来性は?なくなる仕事なのか

社会福祉士について、「やめたほうがいいのでは?」と不安に思う方もいます。
ネガティブなイメージを持たれることがあるからです。

例えば、次のような印象を持つ人は多いでしょう。

  1. 給料が低そう
  2. 役に立たなさそう
  3. しんどくて大変そう
  4. 仕事がなさそう
  5. 将来性がなさそう
  6. 自分が病気になりそう

確かに、こうした側面がまったくないとは言えません。
ただし、実際は悪いことばかりではありません

早めに対策すれば解消できることも多いです。

私の結論は、
社会福祉士には需要も将来性もあるということです。

理由は次のとおりです。

  1. 高齢者数・高齢者割合が増えていくから
  2. 児童相談所の採用が増えているから
  3. スクールソーシャルワーカーの需要が高まっているから
  4. 生活保護ケースワーカーとしての活躍が広がっているから
  5. 求人が多いから
  6. 社会福祉士の平均年収や資格手当が改善されているから

また、近年は生成AIの発展も話題になっています。

私自身、生成AIは業務でも積極的に活用しています。
ただし、あくまで「活用」です。

生成AIによって社会福祉士の仕事がなくなるというより、
むしろ業務が効率化されていると感じています。

例えば

  • 事務作業が高速化する
  • 残業が減る
  • 相談業務(人と向き合う時間)に集中できる

といった変化です。

つまり、AIが社会福祉士の仕事を奪うというより、
支援の質を高めるためのツールとして使われているのが現場の実感です。

社会福祉士の将来性をもっと知りたい方へ

社会福祉士になるには?

社会福祉士になるには、次の3つのステップがあります。

  1. 社会福祉士国家試験の受験資格を得る(12ルートあり)
  2. 社会福祉士国家試験に合格する
  3. 社会福祉士資格に登録する

最初の関門は、国家試験の受験資格を取ることです。
これには時間も、忍耐も、お金もかかります。

社会福祉士の受験資格を得るルートは、全部で12ルートあります。

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「どの方法で受験資格を取ればよいのか」と迷う人は多いと思います。

学校の経歴や、これまでの仕事経験によって、
最短で受験資格を取れる方法は人によって違います

詳しくは、こちらの記事でわかりやすく解説しています。

また、社会福祉士と精神保健福祉士の両方を目指す人は、
どちらを先に取るかも重要なポイントです。

社会福祉士国家試験の合格率・推移・難易度は?

社会福祉士の国家試験は、資格制度が始まってから長く
合格率は約30%前後で推移していました。

しかし、ここ数年は50%〜60%程度まで上がっています。

合格率だけを見ると、「社会福祉士の試験は簡単になったのでは?」と思うかもしれません。

ただ、実際にはそう単純ではありません。

社会福祉士の国家試験は、
ノー勉強や記念受験で受かるような試験ではありません。

「簡単すぎる」と言う人もいますが、
一部の天才を除けば、ほとんどの人は勉強しないとまず受かりません。

私自身もそうでした。

だからこそ、社会福祉士になるには勉強方法がとても大切です。

社会福祉士国家試験の勉強法は?

残念ながら、誰にでも向いている勉強方法はありません。
自分に合った方法を見つけることが一番大切だと思います。

ちなみに、私は独学がメインでした。

ただし完全な独学というわけではありません。

大学で授業を受けていましたし、途中で受けるのをやめましたが
国家試験対策講座を受けたこともあります。

また、2026年試験では難解な問題や奇問も出題され、
過去問中心の対策だけでは不安を感じた人も多かったようです。

そこで、選択肢の一つとして考えられるのが
社会福祉士国家試験対策の通信講座です。

いくつかの講座を比較して紹介していますので、
気になる方は参考にしてみてください。

社会福祉士の就職・転職方法は?求人の探し方も解説

では、社会福祉士の求人はどうやって見つけたらよいのでしょうか。

社会福祉士は、どんな方法で希望する職場に就職したり転職したりしているのでしょうか。

ただ、そもそもこうした疑問がある方もいるでしょう。

  1. 年齢制限はあるの?
  2. 40代や50代でも仕事が見つかるの?
  3. 経験がなくても大丈夫?

結論から言うと、社会福祉士の求人はかなり多いです。
年齢制限もほとんどなく、未経験OKの職場も少なくありません。

福祉の現場は慢性的な人手不足です。
行政機関や公務員の現場でも同じで、人手が足りない状況が続いています。

つまり、見方を変えれば就職のチャンスが多い職種とも言えます。

社会福祉士は、一度就職したら定年まで同じ職場で働き続けるかというと、そうでもありません。

ここ10数年で、社会福祉士の転職はかなり一般的になりました。

大学時代の知り合いに久しぶりに会うと

「転職した」
「これから転職予定」

という話を聞くことも珍しくありません。

転職してキャリアアップする価値観が広がり、
「1つの職場で定年まで働く」という人は、かなり減ったように感じます。

私自身も、これまでに2回転職を経験しています。

最近では、転職サイトや転職エージェントを使った転職方法も、福祉業界にかなり浸透してきました。

社会福祉士会とは?入る意味やメリットを解説

社会福祉士には、2種類の職能団体があります。

  1. ○○社会福祉士会(各都道府県に1つ)
  2. 日本社会福祉士会(全国組織)

社会福祉士会に加入すると、いくつかのメリットがあります。

例えば

  • 勉強会や研修に参加できる
  • 社会福祉士同士のネットワークができる
  • 専門職としての活動の幅が広がる

一方で、デメリットもあります。
入会費や年会費が必要です。

社会福祉士の収入からすると、決して安い金額ではありません。

そのためか、社会福祉士の全員が入っているわけではなく、
入会率は20%未満と言われています。

注目したい点として、
社会福祉士が成年後見人として活動する場合、社会福祉士会に所属する必要があります。

成年後見は高い倫理観が求められる仕事ですが、
社会福祉士のキャリアの一つの選択肢になるでしょう。

社会福祉士の魅力とは?仕事のやりがいを現役が語る

社会福祉士の仕事には、独特の面白さがあります。

大きくとらえると、社会福祉士が支援するのは人の人生です。

小手先のテクニックではうまくいきません。
「優しければよい」というものでもありません。
知識をひけらかせばうまくいくわけでもありません。

あなたの人生経験や人格が、そのまま支援に影響します。

ある意味、体当たりです。
だから疲れます。

でも、それこそが社会福祉士の仕事の面白いところでもあります。

例えばあなたが

  • 人生につまずいた経験がある人
  • 波乱のある人生を送ってきた人
  • 他業界で働いた経験がある人
  • なんとなく生きづらさを抱えている人

そういう人であれば、あなただからこそできる支援があります。

なぜなら、その経験が
支援で関わる人たちとの共感(シンパシー)になるからです。

あなたがこれまで頑張ってきたこと。
無駄だったと後悔していること。
今につながっていないように感じる人生経験。

それらに意味を与えられるのが、社会福祉士という仕事です。

私自身も、決してストレートな生き方ではありませんでした。

人との関わりに悩んだり、生き方に悩んだり、挫折したり。
でも、そのすべてが肥やしになって、今の支援につながっています。

他者を救うつもりが、自分を救うことになる。
それが社会福祉士という仕事の魅力です。

まとめ|社会福祉士とは何かをざっくり知るならここから

社会福祉士は、相談支援を軸に、人の生活や人生に深く関わる国家資格です。

この記事では、社会福祉士とは何か、仕事内容、職場、給料、将来性、国家試験、向いている人などをまとめました。

社会福祉士は、良いことばかりの仕事ではありません。
しんどさもありますし、向き不向きに悩むこともあります。

それでも、人生経験を支援の力に変えられる、かなり独特で面白い仕事です。

ここまで読んで「もう少し詳しく知りたい」と思った方は、気になる見出しの関連記事から読んでみてください。
あなたの今後を応援しています。

この記事を書いた人
ぱーぱす

自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士|現場経験15年、地域・医療・行政の3つの立場を経験。ブログ歴6年、記事約370本。福祉職のキャリアや生活に役立つ実践的な情報を発信しています。

詳細プロフィールはこちら

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